2017.03.01

京都に限らない!商業と居住に大切なのは人と人のつながり。

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京都は大都会ですか?

ってきくと、大半の人はそんなことはないといいます。

確かに、京都は、全国の中で微妙な環境かもしれません。

街の規模や人口等を踏まえて、商業的な目線で言っても、東京や大阪、名古屋や福岡に比べても下だと思います。

それは事実です。

でも、京都はおかげさまで、そういった大都会とはまた違った魅力があって、それが観光都市京都へとつながってると思います。

京都っていっていますが、京都も広いですし、商業が集まるエリアがあれば、閑静な住宅街もあります。ただ、長い間日本の首都機能の役割を果たす一方、数多くの戦乱にまみれて京都という街は、現在に至ります。

大都会ではないけど、世界的に見ても魅力ある街。それが京都だと思います。

居住空間と商業空間。

さて、とりあえず京都という街を褒めに褒めましたが笑

本題はこっからです。

全国的な話になるかと思います。

皆さんが住んでいる家の周りには何がありますか?

スーパー?コンビニ?学校?病院?

人という生き物は、便利なものに流れる習性があります。

だから、便利になるなら、駅が近い方がいいですし、買い物も近くにあれば便利。

そうやって今の街並みは形成されてきました。

しかし、その一方で、「騒音」という問題もあります。

人は、それぞれの生活環境が違います。

朝6時に起きる人もいれば、午前中は寝ているという人も。

もちろん、夕方5時に仕事が終わる人がいれば、0時を回っても仕事が終わらない人も。

そういう人たちが集まって、マンションとかに住んでいるわけですよね。

飲食店とかで働いていて、夜中の2時3時に家に帰ってくる。

もちろん、午前は寝ているっていう人もいると思います。

そういう人にとって、たとえば、朝8時に家の前で大声で叫ぶ子供たちが集まる集合場所になっていたりすると、決して快適な環境とは言えませんよね?

住環境というのは、そういう人たちが集まっている場所です。

だから、今までは隣近所との付き合いとかでだいたいの生活環境を把握して干渉しないということもあったと思います。

しかし、今はそこに「商業」というものが流れ込んでくるわけです。

便利だからコンビニが近くにあればいい。スーパーがあればいい。とか。

24時間営業のコンビニって、夜間でも決して静かではありません。

搬入のトラックの出入りする音や少々治安が悪いとこだとマフラー音のうるさい車やバイクが集まったり。

最近では、第1種低層住居専用地域以外は騒音との戦いだと思わざるを得ない位の環境になっていると思います。

いえ、決して悪いことじゃなくて、いろんな積み重ねでそうなったと思っています。

長々と話をしましたが、何を言いたいのかというと、

「居住空間」と「商業空間」とは絶対に相反する存在だということ。

じゃあ結局はどうやって共存するのかってことになると思います。

バランスのいい共存へ。今後の不動産。

お店の数は、数十年前に比べて、各段に増えました。

それだけいろいろな需要があるということだと思います。

もちろん、だからこそ街が栄え、人が集まり、さらに発展していくんだと思います。

でも、その一方で先ほどの話のように、住むことと商売をすることとの境において、いろいろな問題があるのも事実です。

例えば、駅に近いマンション=電車の音がうるさいマンション。

結局はどれを取るかということになりますが、

こっからは、未来の話です。これだけ商売をするジャンルも増え、昔よりも独立しやすい環境になっており、お店も続々と増え、それはもちろん町全体としていい方向に向かってると思います。

京都に限れば、その中でもホテルが建築ラッシュで、さらなる観光需要が見込まれます。

でも、近所に住んでる人からすると、迷惑かもしれません。

じゃあ今何ができるのか。

エアコンの室外を小さくできませんか?排気ダクトの音ももう少しなんとかなりませんか?お店の前でたむろする人に対して、何らかの対処はできませんか?料理の匂いとかもう少し対処できませんか?

これ全部できることです。

これからは、周りにも迷惑をかけないお店の開業というのが一つのキーワードになると思います。

自分だけがよければいい、じゃなくて、周りと共存することで、実はもっとお客さんも集まります。

結論としていえること。

結局は、居住空間やら商業空間やらって言葉を使ってだらだらと文章をつづっていますが、ほんと単純なことなんです。

「人と人との関わりがすべて」

だからこそ、近所の人と仲良くすることは、しいてはいい店になっていくということにもつながります。

多少のことでも仕方がないと思うのか、少しのことでも気になってけんか腰になるのか。

これってお店のイメージにもつながります。

そして、一番難しいのも人とのつながりです。

モノと違って感情が有るし、時と場合によって意見も変わります。

何を当たり前のことを!っておしかりを受けるかもしれませんが、それならそれで改めて。

人付き合いを大切にしましょうね。

本日は、丸毛が担当しました。

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