2022.05.07

テナントでも波及してる賃料保証会社とは?

最近主流になりつつある賃料保証会社。

まずは、「賃料保証会社とはなにか」から話してみたいと思います。

 

 

 ※写真はイメージです

テナントや住居をカバーするマルチな賃料保証システム

通常、賃貸借契約を結ぶ場合、保証金や敷金(場合により礼金)を賃貸人へ預け入れます。

ただ、保証金などの本来の目的は、

①家賃滞納時の補てん費用

②退去時、原状回復しない場合のための保全費用

という意味合いがあり、解約予告期間が3~6ヶ月等、マンション等の住居用と比べ長く、また、テナントの場合は原状回復義務も負うため、相応の保証金となり高額となります。

そこで、主に①の家賃滞納の保証を請け負うのが「賃料保証会社」となります。

賃料保証会社は、賃貸借契約時に賃貸人と賃借人との間で保証委託契約を締結します。

そして、万が一、賃借人が家賃を支払わなかった場合、保証会社が賃借人に代わり、賃貸人に賃料の支払いを行います。

保証会社は、賃貸人に代わり、賃借人に未払い分の賃料の督促などを行います。

また、保証会社によっては、裁判の代行まで行うところもあります。

 

保証会社のメリットとデメリット

では、保証会社を利用するメリットとデメリットはなんでしょうか。

①メリット

(賃貸人)

・賃料の未納が無くなる

・一定の与信審査を兼ねられる

(賃借人)

・初期費用(保証金等)が大幅に減額できる

※但し物件により異なります

②デメリット

(賃貸人)

・賃貸人及び管理会社主導で未納後の退去勧告が難しく、原則としては保証会社に一任することになる

・最悪の場合、原状回復はしてもらえない可能性がある

(賃借人)

・初期費用に保証委託料及び更新料(会社により異なる)が発生する

とまぁまとめてみましたがどうでしょうか。

正直なところ、それほど問題になりそうなのはないと思います。

でもそれはそうですよね。問題となりそうなのがあればわざわざ保証会社を使う必要がないですからね。

使いやすく、よりサービスの充実を、というのが保証会社のモットーですから。

ただ、賃貸人にとっては、

・裁判まで代行するのはいいが、次の募集のタイミングがわかりづらい

とか

・裁判の代行が無い場合は、自分でそれ以降はしないといけないので大変

とか、人によっては大きなデメリットに感じるかもしれません。

賃借人にとっては、賃料の支払いは当たり前の義務なので、支払いが遅れる若しくは支払えない場合、退去するということは当たり前なので、初期費用や更新料を除くとデメリットはあまりないかと思います。

ごくたまに、「うちの会社が信用できないのか」というご指摘を頂くこともありますが、信用するしないではなく、「賃貸業としての労務負担の軽減」という側面をご理解頂ければと思います。

費用についても、恐らくそういった場合は保証金等も高額ではないと思うので、その対価のサービスと思っていただけると助かります。

数多くある保証会社のうち、主力をご紹介します!

さて、保証会社の役割などについては、上記にご説明しましたが、肝心な会社により異なる部分を見ていきたいと思います。

ただし。

各社ともHP上に初期費用などを掲載していない関係もありますし、当社とも提携している先ですので、どの会社がどれ位の費用か等は文面化できません。

そのため、金額の目安を記載しつつ、こういう会社もあるんだとご理解頂ければと思います。

フォーシーズ

全保連

日本セーフティー

・初期費用について

初期費用には「賃料・共益費・水道代等の光熱費(上限額設定や固定額等)」の総額が対象になります。

これを「月額費用」と便宜上呼びます。

初期費用とは、契約時に支払うものとで、基本的にこの金額を支払うのは契約時のみです。

会社により異なりますが、月額費用の30%~100%の間で、審査により異なります。

また、審査についてですが、基本的に会社により異なりますし、審査基準というのは明らかにされません。

ただ、連帯保証人が第三者(法人契約で代表者や役員等その会社と関係のない自立した人)でることが必要なことも多いです。

これも保証会社により異なりますので、一度審査に出してみないとわかりません。

万が一、審査に落ちても、当社の場合は、他の保証会社もご提案できるのでご安心ください。

・更新料(年間)について

保証委託契約には更新料が発生します。これは1年契約であるためです。

1年毎に既定の更新料が発生し、支払わないと保証契約が解除されます。また、保証契約が解除されると賃貸借契約も解除される契約も多いので注意が必要です。

更新料の金額は、それこそ会社により異なりますが、1万円~月額費用の50%のところまで様々です。

また、会社によっては初期費用を高めにして更新料を安くしたり、その逆もあったりといろんなプランを用意しております。

 保証会社のご利用は当社にご相談下さい。

当社では複数の保証会社と提携しており、そのメリットもデメリットも把握しておりますので、ご安心してご相談下さい。

現在入居中の物件でもあとから保証委託契約も可能です。

興味が無かった人も、違うとこで契約してる人もご相談は「無料」ですので、是非ともお気軽に♪

(どちらかというと賃貸人向けの文章になってしまいました(^_^;))

以上、本日は、丸毛が担当しました。

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