2018.04.25

京都市の都市計画~計画道路はどこにある?~2

本日は、京都市の都市計画道路のうち、現在事業中のものをご紹介させて頂きます。

前回記事はこちら。

京都市の都市計画~計画道路はどこにある?~

 

都市施設ー計画道路

都市における、人の移動・物の移動に欠かすことができない道路。

京都市ではこれまでに、

「合計259路線、約481,306m」の計画道路が指定・実施されています。

 

完成済みの計画道路

比較的最近のものでは、御池通の太秦天神川までの延伸、葛野大路通、山科の新十条通、師団街道の十条通付近などが記憶に新しく、

過去を遡れば、昭和初期の北大路通・西大路通・東大路通・七条通・九条通などの整備・拡張、

戦争期の堀川通・御池通・五条通の拡張など、全て都市計画によるものでした(法体系は異なりますが)。

 

事業中の計画道路

京都市のホームページで、現在事業中の主な計画道路が確認できます。

⇒京都市:事業中の主な街路事業

 

★都市計画道路 山陰街道

事業区間:久世梅津北野線 (桂川街道)~府道桂停車場線

葛野中通を起点とし、国道9号を経て樫原秤谷町へ至る京都市西部の東西補助幹線道路。

このうち、未整備である久世梅津北野線(桂川街道)から府道桂停車場までの区間を整備することにより、阪急電鉄桂駅前の路線バスの円滑な運行と、歩行者の安全な通行を確保するとともに、地域の活性化を図る。

 

★都市計画道路 御陵六地蔵線

事業区間:山科区と伏見区の区界~醍醐小栗栖線 (小栗栖牛ヶ淵交差点)

山科地域と醍醐地域を結ぶ南北幹線道路であり、そのうち、伏見山科区界から醍醐小栗栖線までを整備することにより、交通渋滞を解消し、地域交通の円滑化を図る。

 

★都市計画道路 伏見向日町線

事業区間:外環状線から中山石見線

伏見区桃山から西京区大原野に通ずる東西幹線道路。

府域で整備中の外環状線、石見下海印寺線や本市で整備中の中山石見線等とともに国道9号と国道171号を結ぶ幹線街路網の形成を図る。

これらを形成することにより、付近の交通渋滞を解消するとともに、洛西地区の生活道路の通過交通を抑制し、安全で円滑な道路交通の確保を図る。

 

★都市計画道路 中山石見線

事業区間:向日町停車場塚原線から伏見向日町線まで

京都市西京区の大枝地域から大原野に通ずる南北幹線道路であるとともに、向日市や長岡京市と連絡する主要幹線道路。

府域で整備中の外環状線、石見下海印寺線や本市で整備中の伏見向日町線等とともに、国道9号と国道171号を結ぶ幹線街路網を形成することで付近の交通渋滞を解消させ、洛西地区の生活道路の通過交通を抑制するとともに、付近の通学路の代替路線として、円滑な道路交通及び安全な歩行空間の確保を図る。

 

★都市計画道路 大津宇治線

事業区間:合場川付近から桃山石田線

山科区大塚地区の国道1号から宇治市六地蔵地区の外環状線に至る本市東部地域における南北幹線道路であり、そのうち、合場川付近から桃山石田線の間を整備するもの。

宇治市域における黄檗山手線の完成に伴い、宇治方面からの交通が本路線に流入し、渋滞が発生すること等に対処するため、都市計画道路桃山石田線と併せて整備を行い、地域の安全で円滑な交通の確保及び生活環境の向上を図る。

 

★都市計画道路 桃山石田線

事業区間:外環状線から大津宇治線

伏見区桃山地区の国道24号から伏見区石田地区の大津宇治線に至る本市東部地域における東西幹線道路であり、そのうち、外環状線から大津宇治線の間を整備するもの。

大津宇治線の整備と一体をなす。

 

★都市計画道路 北泉通

事業区間:川端通から松ヶ崎東通まで(高野川への架橋含む)

左京区一乗寺の白川通から同区下鴨の下鴨中通に至る左京区中部地域の東西補助幹線道路であり、そのうち、高野川左岸の川端通から高野川右岸の京都工芸繊維大学間のみが未整備となっている。

左京区役所が保健センターを統合した総合庁舎として北泉通沿いに移転したことから、左京区民の交通利便性の向上、歩道ネットワーク形成による歩行者の安全性の向上、防災面の機能の向上を目的とする。

 

★都市計画道路 久世北茶屋線

事業区間:JR東海道線立体交差部

国道171号から向日市域を経て西京区大原野に至る路線であり、京都市南西部地域におけるまちづくりや地域の活性化を促すうえで重要な東西幹線道路。

 

次回

本日は、現在事業中の計画道路をご紹介させて頂きました。

これ以外にも京都市が整備事業を行っている道路があります。

 

次回はそれらの一例をご紹介させて頂きます。

本日は辻が担当しました!

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