政府提案で静岡の浜岡原発の操業を停止することが決まりました。

これは批判ではなく、一般的な感覚で述べたいと思います。

まず、

①今後の大震災の危険性があるため、操業を停止

ある意味、まっとうな説明ですが、皆様、ご存知ですか？

福島第一原発は、今年１月の時点で、震度６以上の被災をする可能性が「０．０％」だったことを。

天災なので、こんな％なんてあてにもなりません。むしろ、それが正しい見解です。

では、今回の浜岡原発。

確かに地震は起こるかも知れません。確かに他に比べて高いかもしれません。

しかし、上記のデータは一切の信憑性に欠けることがわかっているのに、なぜ、浜岡原発だけなんでしょうか。

②中部電力に一方的に停止の指示

危険性は承知のうえです。では、その指示の仕方は？

中部電力は、浜岡原発に依存する割合が高いそうです。となると、停止後の電力のバランスは？

それについて、政府からの指示は？

通常であれば、ある程度の下準備をしたうえで、話を進めるのが妥当かと思います。

結局は、現地のことを何も知らず、データから「とめないといけない」と先走った結果にしか見えません。

このとこで、中部電力エリアの経済活動が低下すれば、国は補償してくれるのでしょうか。

③原発推進派の衰退

僕は、どちらかといえば、原発は必要なものと思っています。

国土の狭い日本では、広い敷地を必要としない、原発は一番効率がよく、普段の汚染が無いのです。

火力発電は二酸化炭素の増加や近隣の汚染を招きます。

水力・風力は安全ではありますが、敷地が無い・供給力が弱いという弱点があります。

これは日本には適していません。

太陽光をはじめ、新エネルギーは、コストが高く、国も明確な指針を示していません。

結局、日本には、現段階では原発が一番良いのです。

当然、昔から言われているように、チェルノブイリ事故のような悪夢を招く可能性があります。

にも関わらず、「安全」を全面に押し出し、推進した人たちは罪だと思います。

メリットもデメリットもあるのが世の中です。

正確に伝えたうえで、きちんと説明し、推進すべきだと思います。

いずれにせよ、原発をなくすのであれば、同等のエネルギーを確保できる

新システムを構築することを優先すべきだと思います。

現段階まで、原発に依存した国になってしまった以上、

悪いものはなくして、その後の事はあとで考えようでは、収束がつきません。

そんな気がします。

政府には、東日本大震災による東北エリアの経済低迷、関東の電力不足不安による経済不安、

中部電力エリアの原発停止に伴う電力不安による経済活動の停止等に対し、

迅速に、且つ、すみやかに解決策を行動に移してもらいたいです。

このままだと、いずれは西日本まで、なんらかの命令をだされ、経済活動が不安定になる可能性があります。

日本の危機が迫っています。

少しでも早く、この混乱を収束させてほしいと思います。

本日は、丸毛が担当しました。