2011.08.25

京都の町家。

この夏は、全国的な電力不足に加え、例年以上に暑い夏になりました。

とはいえ、9月に入っても油断できない状態ですが、なんやかんややっていると、すぐ冬が来そうな感じですね。

この夏、京都の町家(決して京都だけではありませんが、、、)が注目を集めています。

エアコンはもちろん、扇風機もない時代からある町家は、先代の知恵の塊です。

今の家のように、各部屋が完全に間仕切られているわけではなく、中庭があり、風通しをよくしています。

キッチン周りは天井まで吹き抜けにし、熱がこもらないように作られており、

また、玄関と繋がることで熱の逃げ道を作っています。

プライバシーがうるさい今の世の中には受け入れられにくいかもしれませんが、

さらに古くなると、家の奥に共同の炊事場を作り、エコで節約な生活だったんです。

京都はとくに、奥行きが長く、風通しと日当たりを求めて中庭がありますが、

今の世の中、逆にそれが受けているといった状態でしょうか。

節電にも繋がる住居。太陽光等もエコかも知れませんが、

究極のエコは、そういう住居にすむことなんでしょうかね。

本日は、丸毛が担当しました。

 

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