2011.12.07

京都の町家についての感想。

神戸出身なので、町家には憧れます。第三者的な目線で感じる感想です。

ただ単に古い家ってだけではないんですね。

昔から、間取りや図面を見るのが好きだった子なので、間取りから使いやすさや環境等を考えてしまいます。

例えば、1DKのマンションがあったとします。

玄関から廊下を抜けて、すぐにDK、その奥に洋室。という間取りは結構有ると思いますが、

実はすごく使いづらかったりします。(これは人によるものもあるかと思いますが、、、)

ワンルームにしてもそう。コンセント位置は、個人の都合で設置されるわけではなく、設計段階で決まります。

ベッドを置いたり、ソファを置いたり、コンセントが隠れたり、テレビの配線を長くしないといけないこともあります。

これは、あくまで効率の話。見た目なんてどうにでもなります。

でも、町家は、昔の人の知恵が溢れているんですね。

電気がある、テレビがある、という現代の環境とは異なり、歴史を感じるわけです。

京都の場合、奥に長い町家が多く、そのため、日のあたりがよくなかったりしますが、

そこを坪庭で解決したり、奥に庭を設けて風通しを良くしたりしています。

和室が何部屋も連なるのも、各部屋に応じた目的があったりするわけです。

今の生活から見ると、不便極まりないことも多いでしょうか、そこは現代の建築力でカバー。

雰囲気を残しつつ、耐震等の処理をし、且つ、現代の生活にあったレイアウトが出来るようにするわけです。

とまぁ、勝手な意見を述べていますが、

リノベーションされた町家は魅力があるのですね。

正に昔の智恵と現代の技術とデザイン性。その融合。

今だに一度は住んでみたいと思うわけです。

でもまぁ、高いんですよね。。。

一部では建替え(再建築)出来なかったり、耐震は補強してもやはり弱い。

ローンが通りにくい等、クリアすべき問題は多いですが、やはり憧れ。

金持ちになったら考えます(笑)

本日は、丸毛が担当しました。

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