2012.05.24
本格的な夏の到来を直前に控え、電力問題は白熱の状態です。
原発がわかるということは以前からわかっていることであり、だいぶ前から、議論は当然していると思いますが、
やはりどの企業も一番の不安は電力がどうなるのかというのが結論が出ていない点だと思います。
経済活動において、電気がないとどんな商売もできないのが現実です。
事務所では、コピー・プリンタ・パソコンはもちろん、夏場であればエアコンも使えないとなると、かなり厳しい。
階数によっては、エレベーターも使えないとなると、通勤も大変です。
飲食店は、もちろん、仕込みも料理もできないし、物販店も電気がつかないと商売にならない。
美容院・エステもまさにそう。
計画停電の話もありますが、そもそももっと他の対策はないのか。
各企業・家庭が今より15~20%程度節電すれば、問題ないかもしれませんが、
一律「15%削減」といわれても、昨年頑張って節電した人やしていない人で差がでますよね。
日本人は、一律という言葉が好きなようですが、深く考えると、たくさん電気を使っていた人はあまり苦労せず、
もともと節約していた人は、もっと苦しめられる、とも考えられます。
そうではなくて、もっと単純な目安として、たとえば3人家族であればこれくらいまで、従業員5人の会社であればこれくらい、
等と、具体例を出すべきだと思います。
また、業態によっては、万が一の停電でも必要な業態もあるでしょうし、経済活動において、停電ほどダメージの大きいものはありません。
夏場の対策は各企業がすべきことでもありますが、
そのための指針がいまだにできていないため、対策の使用もないと思います。
京都では、新規のお店も増え、河原町通りでも新店舗が多数出店しだしたこのタイミングで、
景気をさらに不安定にさせるようなことは避けてほしいものです。
本日は、丸毛が担当しました。