2013.07.25

スペイン脱線事故。

YOUTUBE等にもアップされていましたが、スペインの脱線事故の瞬間映像はすざましい光景でした。

日本でも福知山線の脱線事故が記憶に新しいと思います。

規定のスピードの2倍を超える猛スピードで急カーブに突入した理由が明確でないため、人為的なミス・機器類の故障等いろいろな憶測も飛んでいる状態ですので、詳細は分からない状態です。

しかし、事故の瞬間の映像は、あまりにも恐ろしく感じます。

電車は車とは違い、決まったレール上でしか走れません。

そのため、遠心力等により、少しでもレールから外れると、後は流れに身を任すしかなくなります。

今回も1両目から脱線していったと思っていたのですが、映像を見ると2両目から脱線しています。明らかにスピードオーバーによる遠心力でレールから外れてしまった感じです。

鉄道に関わらず、航空機や船舶、バス等の車といったお客を乗せて運航する移動手段は多岐にわたります。

その中で、ごく一般的に利用される鉄道においてこのような事故が発生した事に、非常に恐怖を感じます。

運転士や運行のサポートをする人たちは、常に「お客様の安全」を考えなければなりません。

自分一人で車を運転して、電柱にぶつかるといった個人レベルの話ではなくなります。

「業」といて行っている以上、安全には何よりも優先されるべき事です。

運転が粗いタクシーやバスに乗ると恐怖を感じるのと同じですが、利用者にとっては自分レベルではどうしようないことで、だからこそ運送業は信頼の下でなりたっていると思っています。

スペインだから、日本人は乗っていなかったから、と、この話自体を鎮静化させるのではなく、日本でも起きないようにどうするべきかを考える必要があると思っています。

今の交通環境の整備や安全性は、いろいろな経験から成り立っています。

だからこそ、世界に誇れる緻密な運行能力と車両の能力が維持されているのです。

日本では二度と、福知山線のような事故、今回のスペインのような事故が無いように、うまく運用されることを期待します。

本日は、丸毛が担当しました。

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