2013.09.06

小さい損をして、大きな得をする。

長野県のタクシー会社が行っているサービスが話題になっています。

タクシーの業務は、人を乗せてその運賃が収益になる。当たり前の話です。

そのため、少しでも時間のロスをなくすため、中央監視で徹底してタクシーの状況を把握し、管理している会社が多いです。

そうなると、無駄な余裕がないという状況になりますが、、、この長野のタクシー会社はちょっと異なります。

他とは違い、過剰ともいえるサービスを提供し、すごく支持されている企業です。

そのサービスも、基本的にはマニュアルというのはなく、運転手の判断に任される。

財布を無くしたお客のために財布を探したり、薄着の子供のために、厚手の靴下を勝手届けたり、東京まで送った利用者が電車の乗り換えが分からず立ち往生しているところに、目的地まで電車で一緒についていったり。。。

恐らく、これらはほんの一部分でしょう。

でも、だからこそ、リピートが増え、今では電話予約がほとんどという状況になっているそうです。

時間をロスする=売上が見込める時間を損すること。

でも、

予約が増える=結果的に売り上げにつながる。

ということです。

目の前のお客様に対して、今自分ができることを精一杯する。

それが、いつの間にか次の仕事につながっている。

これって、すごく当たり前なのに、でも、決して簡単ではないことだと思います。

思い悩む時期、必死になることもあるでしょう。

でも、そういうときこそ、「がむしゃら」に行動する事も重要ですし、「精一杯」やれることをするだけで、道が切り拓かれる。

ちなみに、サービスは自主的にするからサービスなのであって、会社から指示されてやるのは業務です。

いかに運転手の意識が高いかがわかる話かと思います。

人として、それが当たり前と思えること。

これって、決して忘れてはいけないことだと思います。

小さい損をしても、いつか何かの形で大きな得がやってくる。

でも、得を期待してしまうと、それは「サービス」ではなく、「業務」になる。

当たり前のことを、当たり前にすることの難しさのようにも感じます。

でもそういう人になりたいですね。顔晴ろう!

本日は、丸毛が担当しました。

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