2013.11.07

偽装問題。

関西のホテルのレストランからはじまった、一連の偽装(誤表示)問題について。

百貨店売上1~3位のすべての百貨店3社も偽装(誤表示)していることが発覚し、ホテルチェーン含め、日本のサービス業の根底を覆す大問題に発展しています。

そもそも、なぜこんなことが起きたのか。

素人ならまだしも、調理責任者や少なくとも調理を担当する人であれば、メニュー内容と実際の食材が違うことなんて気づくはずです。

いえ、もし、気付いていないのであれば、それはそれで大問題ですよね。

そんなこともわからない人が料理し、高い料金を請求しているわけですから。

であれば、誤表示だったとしても、すべての社員がそれを知らなかったなんて、絶対といいきっていいくらいありえないですし、社内の事情により知っていても言えなかったということもあるかも知れませんが、それはそれで有名ホテル等に勤めている以上、プライドもないということになります。

では、偽装であればどうか。

単純に、利益重視としかいえません。

会見内容を見ても、非常にあいまいな内容ですし、誠意があるとも思えません。

「レシートをもってくれば返金する」という時点で、ものすごく上から目線であることをわかっていないように感じました。

たとえば、昨年のおせち発注者に対して、偽装(誤表示)食材があったわけですから、今年は「無償」でその人におせちを送ったり、サービス券を送ったりといった対応も可能なわけですし、「今後3ヵ月間、企業の責任として、宿泊料を無料にする」といった、思い切った責任の取り方もあるでしょう。

このときの対応次第で、今後のホテルや百貨店運営への影響が変わると思います。

トップが辞めれば済む話でもないと思います。

なんか、せこいです。

食べ物のうち、一部の商品だけだったので、その該当部分だけ返金するとか、なんか違う気がします。

(2万円のおせち料理で3000円相当の食品が偽装(誤表示)だったため、3000円を返金等)

どのような理由(偽装or誤表示)であれ、お客様に対し迷惑をおかけした事実は変わらないです。

クレーム対応は、お金をかけるかけないは別として、「せこさ」を見せれば終わってしまいます。

「損して得とれ」ではありませんか?

今ここで、何十億という赤字を出そうとも、誠意を見せることが今後何十年と続く企業運営においては、プラスになると思います。

小出しにするせこさではなく、一気に膿を出し切ることをしないと、信用等回復には至らないと思います。

すべてのケースに該当するとは思いませんが、なんか、老舗のブランド力が落ちた気がします。

そういう意味で、本当の意味での対応を考えてほしいと思います。

本日は、丸毛が担当しました。

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