2014.04.04

「波」と「津波」の違い。

昨日、日本でも津波到来のニュースがありました。地震の規模の大きさがうかがえます。

ただ、津波の高さが「20cm」やら「60cm」やらで、正直巷では、「大したことない。」「ビビる必要がない。」とは言っている人がいましたし、ネットでも実際そういった言葉が散乱していました。

はっきり言って、無知ほど怖いものはないです。そして、かなり危険なんです。

たった数cmであっても、「津波」は恐ろしいことを知らないのは、命の危険にも関わります。

まず、たいていの「津波を見た」は、ただの高波の可能性があります。

「津波1mを見た」という人は、船が転覆したのをみたということでしょうか。

1mの波が来るのと、1mの津波が来るのとでは、まったく違います。

1mの波では、船は大きく上下運動をしますが、転覆までには至りません(必ずというわけではないですが)。

1mの津波の場合は、船が転覆するほどの威力があります。

この違いがわからないと、「恐ろしいもの」という認識はできないと思います。

簡単にいうと、波は表面だけの動き、津波は水の塊がまとまって動く、という違いがあります。

風呂に入って、何か浮かぶものを用意して、

①バシャバシャと表面が波打つようにしたら、波が再現できます。

②水の中を板か何かでいきよい良く動かすと、津波が再現できます。

①はゆらゆらするだけで、沈みませんが、②はほとんどの場合沈んでしまいます。

表面だけをみると、対して変わらないかもしれませんが、その質は全く異なります。

私は海の近くで生まれ育ったので、海の怖さは身にしみて感じています。

たった数cmの津波でも、足を取られ、そのまま溺れることだってありえます。そして、津波が1回だけではなく、何度も押し寄せるため、場合によっては立ちあがる暇もないことだってありえます。

それだけ津波が危険であること。そして、そこまで高くない津波であれば、防波堤を超えることも恐らくないと思いますので、海等にさえ行かなければ、命の危険もありません。

これから徐々に海へ行く人も増えていくこと思います。

夏の行楽にお子様をつれて海に遊びにいったときに、津波が発生したら?

みんなが気にしていないから、だと手遅れの可能性もあります。数時間続く現象ですが、少し高台で様子を見るのが賢明です。

間違ったというか、あまり一般的に説明されない「波」と「津波」の違い。決してあなどらないことが重要ですので、忘れないようにしてくださいね。

本日は、丸毛が担当しました。

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