2014.09.06
昨日は、4年後のロシアワールドカップに向けての新生日本代表の初試合でした。
恐らく、、、恐らくですが、ザックジャパンのメンバーに慣れていたからでしょうか。ものすごく新鮮な内容でした。
結果は負けです。
もちろん、相手の方が格上ですし、いい意味で勝てなくてよかったとも言えます。
中途半端な自信を付けるよりは、いろいろな課題が見つかる方が絶対に今後の糧になりますしね。
専門的な評論や試合内容の詳細は、他サイトに任せるとして、ここでは気になった点をいくつか。
まずはスターティングメンバー。
本田選手、岡崎選手、長友選手、吉田選手など、先の大会以前からずっと使われていた選手以外の選手のスタメン。そして、実績ある選手との融合。
なんか、新しい何かが生まれそうな予感。皆川選手や武藤選手におしいシュートが有ったのも、今後の将来が楽しみな一因。
また、長らく日本代表がフォーメーションに使ってきた「トップ下」というポジションを無くしたスタイルは、
いい意味で新鮮味があり、期待感がある一方、そのトップ下がギアの入れ替えやゲームメイクを担っていたことを考えると、トップ下不在というスタイルが攻撃の活性化につながっていないような気もします。
もちろん、これはまだまだ試験的な意味合いもあり、その中でどのように新たな攻撃スタイルを生み出すか、も重要な課題な気がします。
また、これもなんですが、新入りが多いからなのか、それとも今後のスタイルなのか、岡崎選手のコーナーキック。あまり見た記憶さえありません。
もしかしたら、今後のアジアカップに向けて生き残るメンバーの中から、コーナーキックを任される選手が出てくるかも知れませんが、これには驚きでした。
あとはやはり守備でしょうか。
今回は2失点ともに守備のミスからの失点です。「もしも」の世界があるなら、強敵相手に無失点で切り抜けられたかもしれないと考えると、やはり実績不足や経験不足と言わざるを得ないのではないでしょうか。
4-3-3というスタイルが、昨今のサッカー界ではスタンダードなフォーメーションの一つですが、日本は慣れていないこともあってか、全体的にぎこちなさも感じました。
ただ、まだ集まって数日。選手間のコミュニケーションもまだまだこれからでしょう。
FIFAランクだけが全てではないですし、近々の大きな大会であるアジアカップ優勝を目指すのではあれば、コミュニケーションが取れ、連携力が上がれば面白くなるのではないかと思います。
ドルトムントに戻った香川選手が期待通りの働きを見せ、日本代表に選ばれると、ますます前線が白熱した戦いが行われます。
本田選手対岡崎選手。タイプの違う二人が一つのポジションを競い合う事もありますし、昨日は試合に出ませんでしたが、柿谷選手や大迫選手といった、ワールドカップを経験した選手も、まだまだ成長していくことでしょう。
いろいろと切磋琢磨し、全ての事を経験値に変え、まずはアジアカップ制覇に向けて頑張ってほしいですね。
本日は、丸毛が担当しました。