2015.10.08
こんばんは。大陽リアルティの辻です。
先々週のシルバーウィークに続き、次の週末も連休ですね。
私は一日は家族サービスに、一日は体力回復に使う予定です。
さて、飲食店の開業に伴い「グリストラップ」を設置することがあります。
「グリストラップ」とは油脂を含んだ汚水がそのまま排水管に流れ込まないように、
水と油を分離させる装置のこと。
必ずしも賃貸借契約で設置が義務付けられているわけではないですが、
油脂による排水管の詰まり、漏水などは賃借人の責任になるので、
設置の有無を確認し、設置されていない場合は必ず取り付ける必要があります。
以前、実際にオーナー様より受けたご相談で、
賃借人が汚水をそのまま流していたために、下の階に漏水があったケースがあります。
修繕費用は約400万円!
当然、賃借人が支払うべきなのですが、金額があまりに高かったためか、
開き直ってしまい、結局オーナー様から訴訟を起こすことになりました。
しかし裁判になると、漏水の原因となった排水管の詰りが現在の賃借人に起因するものなのか、
以前から詰りがあったのかが判断できず、オーナー様側がほとんどの費用を負担することになりました。
こういった点は私たち仲介業者が契約時に重々注意するべきポイントだと思います。
本日は、辻が担当しました。