2015.10.22
こんばんは。辻です。
10月に入って雨も少なく暖かい日が続きますね。
朝晩は寒いですが、9月よりも暖かい気さえします。
さて、本日頂いた物件情報を見ていると、
Is値>0.72
と書いてありました。
初めて見た言葉なので調べてみると、
旧耐震基準の建物の耐震性を検討するための指標で、
建物の強度や粘りに加え、その形状や経年状況を考慮したものということです。
耐震改修促進法ではIs値≧0.6であれば必要な耐震強度を持っていて、
それ以下の建物については耐震補強の必要性があると判断されます。
さらに、総合的にはIs値≧0.6であっても、
・耐力は大きいが変形能力は小さい建物
・耐力は小さいが変形能力は大きい建物
があり、地震で大きな変形が生じると大破する場合があります。
これらの被害を防ぐために、建物の形状(SD)、累積強度(CT)の指標が設けられていて、
Is値≧0.6かつCT、SD値≧0.3
が安全の判定基準とされています。
本日は、辻が担当しました。