2016.01.05

コンビニ大手5チェーン。店舗数を地域別に比較します。

セブンイレブンローソンファミリーマートサークルKサンクス

 

 

 

 

 

 

 

参考データ:セブン―イレブン http://www.sej.co.jp/index.html (2015年12月末現在)、ローソン http://www.lawson.co.jp/index.html (2015年2月末現在)、ファミリーマート http://www.family.co.jp/ (2015年11月末現在)、サークルKサンクス http://www.circleksunkus.jp/ (2015年11月末現在)、Yahoo!ニュース http://bylines.news.yahoo.co.jp/fuwaraizo/20151005-00050152/ (2015年10月5日の記事)

大手コンビニ5チェーンの地域別店舗数

明けましておめでとうございます。本年も大陽リアルティを宜しくお願い致します。

さて年末に泊りがけでドライブしてきました。

京都を出発し、梅田⇒福知山⇒宮津⇒鳥取⇒岡山⇒髙松⇒宇和島⇒松山⇒高知⇒徳島⇒淡路島⇒神戸⇒大阪⇒奈良⇒四日市⇒岐阜⇒福井⇒京都、と近畿周辺15府県を回る一人旅です。

車で運転していると幹線道路沿いにロードサイド型店舗が気になります。

紳士服の・・、・・食堂、・・OFF、など全国展開しているナショナルチェーンから、その県、その地方に根付いて地場では圧倒的な競争力を誇るチェーン店もありました。

四国のスーパー「マルナカ」http://www.marunaka.net/

高知のラーメン「豚太郎」http://www.tontaro-kochi.com/

など・・

その中で、ロードサイドにも市街地中心部にも山の中にもどこにでもある「コンビニ」。

よくよく意識してみると地方ごとに出店チェーンの偏りが大きくありました。

 

コンビニチェーンの種類

まずコンビニチェーンには以下のようなものがあります。(店舗数順)

1.セブンイレブン 2.ローソン 3.ファミリーマート 4.サークルK 5.サンクス 6.ミニストップ 7.デイリーヤマザキ 8.セイコーマート 9.セーブオン 10.コミュニティストア 11.スリーエフ 12.ポプラ 13.NEWDAYS 14.ココストア

上位7チェーンまでは京都では良く見かける名前が並んでいます。

「8.セイコーマート」はほぼ北海道だけのコンビニですが、北海道においてはセブンイレブンよりも店舗数が多いチェーンです。

日本全体でのコンビニ店舗数は【55,992件】

2008年前後で横ばいから減少傾向にありましたが、2011年以降再び増加が加速し2割程度増えています。

ちょうど、セブンイレブンを筆頭に各社が「プライベートブランド」や「オリジナルのスイーツ」など商品力を強化し始めた時期と一致します。

次の表は都道府県/地方ごとに大手5チェーンの店舗数をまとめたものです。

都道府県別

店舗数のトップは「セブンイレブン」。18,249件と日本全国のコンビニの約3分の1を占めます。

2位ローソンと3位ファミリーマートが僅差で、4位サークルK、5位サンクスと続きます。サークルK・サンクスを合計しても3位ファミリーマートには及ばず、店舗数においては完全な3強時代と言えます。

都道府県/地方ごとの偏り

京都ではセブン―イレブン、ローソン、ファミリーマートなど特に際立って多いチェーンは感じられませんが、データ上もその様になっています。

近畿地方で見てもほぼ3チェーンとも拮抗しており、むしろローソンが京都・近畿ではトップとなっています。

セブンイレブンが集中している地方は「関東」「中部」「中国」で、他社の倍ほどの出店数があります。逆に沖縄県は店舗数0、鳥取県も2015年に初出店し現在4店舗があるものの、出店数のムラがかなりあります。ちなみにローソン・ファミリーマートは全ての都道府県に数十件以上の店舗があります。

これはセブンイレブンがホームページ上でも「ドミナント方式(高密度多店舗出店)」という戦略に基づいていると説明しています。

ファミリーマート・サークルK・サンクスの経営統合後

都道府県別

2016年9月に経営統合されるファミリーマートとサークルK・サンクス。

現在の店舗数で合算したものが上の表です。

国内の店舗数はセブンイレブンとほぼ同数となり比率は、セブンイレブン:ファミリーマート:ローソン:その他=32%:32%:22%:14% となります。

関東・中国地方でもセブンイレブンに迫り、中部地方では逆転しています。

今後のコンビニ業界の動向

何年も前からコンビニ店舗数は飽和状態であるといわれていますが、ここ5年間は前年比5%程度の伸びが続いています。今後も大規模な経営統合や新業態の模索、プライベートブランドの開発、未出店エリアへの出店など、まだまだ成長する余地はあるようにも感じられてなりません。

今後のコンビニ業界の動向には要注目です。

本日は辻が担当しました。

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