2016.09.09
こんにちは!大陽リアルティの辻です。
だいぶ秋らしくなってきましたね。
昨日の最高気温は27.7℃とかなり涼しかったようです。
本日も12時の時点で29℃ですので、30℃は超えそうですが、
それでも一時期に比べれば幾分過ごしやすくはなってきましたね。
さて、本日は京都弁のご紹介をさせて頂きます。
京都弁・・などというと、
「ちゃいますぇ、京の言葉がほんまの日本語で、東京はんの言葉が訛ってはるんやでぇ」
・・と、お叱りを受けるかもしれませんが(; ・`д・´)
「今日も社長にどやされたよ・・(>_<)」
「どやすってなに?」
これは京都の方との会話だったので、びっくりしました。
若い方には知らない方もいらっしゃるようですね。
ちなみに事実とは関係ありません。
「トイレで○○をきばる」、という使い方は本来の意味の派生でしょうか。
「がんばる」といった意味でつかわれます。
さらに京都っぽく言うと、「今日も一日おきばりやすぅ。」
・・・「おおきにぃ ^^」と言いたくなりますね♪
この言葉は京都でも若い方はあまり使われないかもしれません。
暖かい、やわらかい、といったいやし系のニュアンスがある言葉ですが、
京都弁では「つかれた~、しんどい~」という意味でつかわれます。
「今日はほっこりしたわ~」「ほっこり、ほっこり」といった具合です。
ただ上記のようにいやし系のニュアンスがあるため、
「癒される」という意味合いでよく使われるようですが、
これは誤用だということです。
「こちょばい!やめて~((+_+))」
「こちょばいってなに??こちょこちょこちょ・・」
という地獄を東京にて経験したことがあります。
東京風に言うと、「くすぐったい」。
関西圏など西日本では「こそばゆい」の派生語として、
「こちょばい」「こそばい」「こしょばい」が広く使われているそうです。
こう言われたら、時計を確認し、
「あっ!もうこんな時間ですね。失礼致します!!」
と言ってすぐに帰りましょう。
「意地が悪い」といった意味です。
ただなんとなくイメージ的には、「いけず~♥」「いけずな人やわぁ~♥」、
と、そういった場面をイメージしてしまう言葉です。
物や動物に対しても、”お”とか”さん”を付けます。
「お月さん」「お日さん」「お猿さん」「お寺さん」「お芋さん」など。
また、同じように物や動物に対して「~してはる」と尊敬を使ったりします。
「お月さんがきれいに出たはる」
「犬が散歩してはる」
など。言葉遣いだけみると、京都の人は非常に謙虚で優しいなぁ、
と感じそうですが、単にそういう言葉遣いなだけなので、
信じてしまうと思わぬしっぺ返しがくるかもしれません((+_+))
(こういった言葉遣いのせいで京都人は怖い、裏表があると言われるのかもしれません。)
「おおきに」は「ありがとう」という有名な京都弁ですが、
実際の現場ではもっと多様な意味で使われています。
特に商売人の方とお話するときは、
まず開口一番「おおきにぃ~」(=こんにちは、おはようございます、お邪魔します)、
話してる途中でも「おおきに!」(=その通り、同意見です、うれしいです)、
帰りしなにも「おおきに~!」(=さようなら、また明日、ごきげんよう)
と、かなり便利にいろんな意味で使われています。
概ね、協調します、とか親近感を感じます、
といった友好関係を相互に確認し合う言葉なのかもしれません。
なお、祇園の舞妓さん、芸妓さんを「今度お食事でも・・」とお誘いすると、
「おおきにぃ、うれしおす」などとお返事が返ってくるそうですが、
これはOKの意味では全然ありませんのでご注意ください。
日本語に訳すと「無理です」、「困ります」、「行きません」となります。
京都人の本意は、文面通りではなく、
微妙なニュアンスやシチュエーションと合わせて考えなくてはいけないので、
分かりにくいのだと思います。
ある意味、外国人と思って接したほうが良いかもしれませんね。
以前の記事でも書きましたが、どちらも「いらっしゃいませ」といった意味の
2つの言葉ですが、「おこしやす」の方が少し丁寧で歓迎の度合いも強いそうです。
微妙に使い分けてみて、内心、(そこまでは歓迎してないよ)
などと一人思うのも一興かもしれません。
「では、さようなら」
ということで、本日もご清覧ありがとうございました!