2016.12.03
こんばんは!大陽リアルティの辻です。
ついに12月。冬がやってきましたね(^^)/
冬の京都恒例のローム本社周辺のイルミネーションも始まりました★
佐井通り(春日通り)沿いの82本の木々に約80万球のLED、電球を点灯する、
京都市内では最大級のイルミネーションイベントです。
開催期間は、12月25日(日)まで、点灯時間は16時45分~22時です!
16時45分に一斉に点灯する様子は圧巻ですよ。
タイミングが合えばぜひ見に行ってみて下さい♪
ちなみに、京都の冬の風物詩となりつつある、ロームイルミネーションですが、
近年に3年間開催が中止されていたことがありました。
2011年は東日本大震災の年であり、電気使用量を鑑みて中止、
2012年、2013年はロームの経営不振で中止されています。
そう考えると、何気なく開催されているイルミネーションイベントも
この1年間を大事なく過ごせた証として有難く感じますね。
さて、先週に引き続きドラッグストア業界各社の売上高をご紹介致します。
気になるTOP5は・・!?
「スギ薬局」が看板事業のスギホールディングスです。
本社は愛知県大府市。
スギ薬局828店舗(2016年2月末時点)の内、291店舗が愛知県内にあります。
828と店舗数はかなり多いですが、全て関東・中部・関西エリア1都2府13県に集まっており、
ドミナント戦略が顕著な、セブンイレブン型の店舗展開と言えます。
京都には25店舗、近日中に四条河原町を上った西側にも出店予定です。
スギホールディングスは他にもスーパー「ジャパン」を展開しています。
「○○(地名)ジャパン」という巨大なサイン、おじさんの顔の看板が印象的なスーパーですね。
九州は福岡市に本社を置く会社です。
九州⇒中国⇒四国⇒近畿⇒東海と出店エリアを広げています。
いずれは関東、東北、北海道と全国制覇を目指すのでしょうか。
775店舗(平成28年11月末時点)あるうちの、492店舗が九州に集中しています。
京都府下には八幡市と福知山市の2店舗とまだ店舗は少ないですが、いずれ増えて行くかもしれません。
店舗コンセプトは”小商圏型メガドラッグストア”。
小さな商圏に500坪以上の大型店を構え、地域の薬品・日用品需要を独占する戦略です。
京都市内ではなかなか適した物件が少なそうではありますが・・
ドラッグストアと言えば”マツモトキヨシ”と連想される方も多いのではないでしょうか。
初代”松本清社長”が昭和7年に千葉県松戸市で個人創業。
都市型ドラッグストア、郊外型(ロードサイド型)ドラッグストア、チェーン展開など
ドラッグストア業界をけん引するリーディングカンパニーとして長年業界トップを走ってきました。
関東を基盤に東海、関西に拡大中。
総店舗数722軒(平成27年6月)のうち、595軒が関東地方に集中しています。
京都は10店舗とそれほど多くは無いものの、その知名度と出店場所
(四条河原町角、四条木屋町角、新京極蛸薬師角、四条麩屋町角など)
から存在感は十二分に感じます。
長年”マツモトキヨシホールディングス”は不動の業界トップだったのですが、
この年2015年に3位に転落しました。
転落といっても、売上高は増えています。1位、2位がさらに売上げを増やしたためです。
2013年の業界ランキング⇒業界動向SERCH.COM
北海道札幌市に本社を構える企業。
傘下に、「ツルハドラッグ」「くすりの福太郎」「ドラッグストアウェルネス」「ウォンツ」「レディ薬局」
と多くのブランドを抱え、グループ総店舗数は1,705店舗、業界トップの店舗数です。
ただし、北海道・東日本が中心の会社であるため、西日本には店舗が少なく、京都には出店していません。
ここ数年の売上の急激な増加は、合併、子会社化、店舗の譲受によるもので、
特に2013年以降はその動きが顕著にみられます。⇒ツルハホールディングス企業沿革
そして業界売上高トップはウエルシアホールディングスです。
TOP3は約114億円の範囲に収まるほどの僅差です。
この「ウエルシアホールディングス」は他の会社に比べてかなり異色な会社のようです。
会社設立が2008年、その後、統合・合併・子会社化を繰り返し、
2014年にウエルシア薬局株式会社が誕生、さらに現在まで合併・子会社化を続けています。
2015年度のグループ店舗数は1,469軒。
出店エリアは、東北、関東、中部、近畿の1都2府22県と日本のほぼ半分のエリアに出店しています。
ドラッグ業界は全体的に全国展開にはこだわらない傾向があるようですね。
京都では”シミズ薬品株式会社”が運営する「ダックス」の名前で府下54店舗を展開しています。
ドラッグストア業界は近年急激に売上げを伸ばしましたが、近年はその成長が鈍化しています。
それを補うため、ウエルシアホールディングスやツルハホールディングスは合併・子会社化を行い、
企業が巨大化していっているようです。
いずれはコンビニ業界のように寡占状態になっていくのか。
今後の業界に注目です!
本日は辻が担当しました!