2012.04.19
先日は、神戸・長田の例でお話をしました。つづいては大阪。
今、大阪の梅田周辺は関西で一番熱いエリアです。
商業施設はもちろん、新築のオフィスビル等多くでき、大手企業が意気揚々と移転を進めています。
そんな大阪の玄関口を支えた、大阪駅前第1~4ビルが、取り壊されるという話がありました。
今すぐにないにしろ、跡地には公園作り、大阪駅(梅田駅)を挟んで北エリアと南エリアとでイメージをわけるようです。
さすがは商業都市。ものすごい将来性のあるお話ではないでしょうか。
そのおかげで、梅田周辺エリア以外では事務所ビルが苦戦しています。
ある意味、需要と供給のバランスが崩れているのかも知れません。
東京・大阪は東日本・西日本への足がかりとなるエリアであり、企業も集中しており、大都市化しています。
だからこそ、新築ビルの需要もあり、移転も非常に多いのです。
では京都はどうか。
今のところ、新築ビルの話もなく、移転需要も見込まれません。
また、どちらかというと未だに大阪との併合という形で撤退も続いており、さびしい感じでもあります。
京都はどちらかというと観光都市であり、町家の活用も充実しています。
高さ規制と広告物規制による景観は、賛否両論ありますが、大阪等と比べると一種の武器ではないでしょうか。
京都大学はじめ、同志社・立命館等でベンチャー起業も多く、ITを中心に活性化もしています。
任天堂や京セラ等といった世界へ羽ばたく大企業の本社もあります。
では、なぜ、事務所需要が停滞しているのでしょうか。
いや、逆に大手企業とベンチャー起業との間の企業が少ないのでしょうか。
「京都ブランド」の売り方と今後の展開、そして、事務所ビルの活用。
考えるときりがないし、また、いろいろなアイデアも浮かんでいきます。
東京・大阪ではできないことも、京都なら可能なのかも知れません。
これからは、そういった未来への展望も期待しながら、仲介の仕事をしたいと思います。
丸毛が担当しました。