2012.04.25
京都を含む関西圏では、原発の再稼働に向けて話し合い等が行われています。
ここ最近の暑さ。これがこのまま続くと、夏にはもっと暑くなるのは間違いないでしょう。
そうなると、夏場の電気(特に冷房)が気になるところです。
普段から節約していた企業や家庭では、さらなる節電が求められそうですが、
一律の2割削減・1割削減等、国や自治体は簡単にいいますが、
もともと他よりも2割削減努力をしていた企業は、これ以上の負担は厳しいと思います。
単純に節電を呼び掛け、目標値に届かなければ罰する等の話になったとすれば、
基準値をどこにするのか、場合によっては電気が必要な場所もあります。(病院・介護施設・保育園等)
それらの話し合いも進んでいるのか、いないのか、ニュースではあまり聞きませんので、どうなんでしょう。
「原発再稼働」ありきで動いているような気がしますが、
本当に必要なのか、なくても大丈夫なのか、むしろ、稼働することで電力は回復するのか、等、
それらの議論が尽くされた感がないのですが、、、
「安全」ではなくなった原発だからこそ、きちんとした話し合いが必要で、情報についてはオープンになるべきです。
国が安全宣言を出したところで、万が一事故が起きた場合は今の政治家はほとんどいないわけですし、
誰も責任を取りません。
そんな無意味な安全宣言で、再稼働することが危ないとも思います。
私は、もともと原発は必要だと考えています。
むろん、そこには「安全」であることが絶対条件。
いえ、万が一のあらゆる事故を想定し、常に対策を心掛け、被害を最小にとどめる努力があってこそであり、
原発に代わる新しいエネルギーが開発され運用されるまでのつなぎです。
東京電力も関西電力も、原発事故を目の当たりにしておきながら、非常に軽くものを見ているような気がします。
もっとしっかりと国民に説明し、想定される災害に対する対処方法も示し、
将来的なビジョンを展開したうえで、国民(特に当該エリアの人たち)に理解を求める必要があると思います。
原発利権やらなんやらといわれていますが、もっと根本的なところに問題はあります。
この夏、節電で乗り切るのもありですが、不安定な情勢は経済の不活性化につながります。
長期化しないよう注意しながら、この問題を解決してほしいものです。
丸毛が担当しました。