2013.02.01
僕らの頃は、教師からの張り手や竹刀でたたかれるなんて普通だったと記憶しています。
もちろん、悪いことをしたり、指示に従わなかったりと、体罰を受ける理由があるからで、そこには当然のように愛情があったとも思っています。
ただ、今問題になっているのは、体罰ではなく、「暴力」と捉えるべきことなのかも知れません。
大阪市で、体罰問題について、学校の運営に関しての意見が二分しています。
今回の件をきっかけに、組織自体の見直しを進めたい大阪市側と、現生徒の将来を考え、部活の早期再開等を望む学校側との対立とも見れるわけですが、双方の気持ちを考えるとどっちが悪いとか、判断も難しいかもしれません。
ただ、ニュース等を見ていると、生徒一人が自殺したという事実をあまりにも軽視している意見も散見されます。
確かに生徒にとっては部活が大切で、大学進学・就職等のためにも部活を頑張ろうとしている生徒が多い学科だと思いますが、部活より、大学より、就職より、人間にとって一番大切な「命」が問題になっているのであって、その事実があまりにも軽く思われていることに驚きを隠せません。
自殺した生徒が悪い、ともとれる論調には反対です。
部活再開についても、大切な大会に参加できなかった生徒の気持ちも十分にわかります。
一生でその時しかない試合ですので、部活再開したいのも当然の論理です。
でも、彼らはそれ以上に、「仲間」の「命」について、考えるべき立場でもあると思います。
死者が出るということは、ものすごい問題であることを考えるべきです。
どういう結果になるか、まだ分かりませんが、しっかりとした判断ができるように見守りたいと思います。
本日は、丸毛が担当しました。