2013.04.16

オフィスビルを見る際のポイント。

オフィスビルを見るポイントまとめてみました。

①部屋の形状、天井の高さ

これは、一番重要ですね。基本的なレイアウトが入るかどうか、人数が入るかどうか、意外と天井の高さもポイントです。低いと圧迫感があり、実際の面積より狭く感じることもあります。デザイナーズでない限り、室内の仕上げはほとんど変わりませんので、まずは形です。

②OAフロア、照明、エアコン

次のポイントは、設備です。大型の機器を導入しない限り、電気容量の心配はないかと思いますが、配線関係を上手く整理するOAフロアの有無は、長い間事務所を借りる人には死活問題になりかねません。

というのも、配線って結構目立つのです。見た目もそうですが、断線などのリスクも考えるとOAフロアが望ましいです。

しかし、これは絶対ではなく、OAフロアでなくても問題なく使用できますし、配線を上手く隠している企業もあります。こればかりはレイアウトとの相性もあるので、一概には言えません。

また、照明・エアコン位置もレイアウトとの絡みが出てきます。レイアウト変更やパーティション設置で風向きが変わり、同じ室内で「暑い」「寒い」が発生します。

オープンな空間で使用するのであれば、あまり関係ないですが、エアコンの位置関係や照明の位置についても、細かく確認する必要があるかと思います。

③共用部

室内は、どのビルもある程度同じ仕様であるため、レイアウト的な問題がなければ、共用部を確認します。

廊下部分は暗くないか、共用給湯室の使い勝手は問題ないか、エレベーターのサイズは妥当か、そして一番重要なのが御手洗いです。

トイレは、特に女子社員の目線が重要ですが、サニタリールームも兼ねている場合が多く、明るく・広く・手洗いが多いのが一番良いです。

最近みた御手洗いでは、リサーチパーク9号館が一番設備が整っていると思います。

トイレの重要性は、どのビルオーナー様も意識が高く、改修時に真っ先に改修することも多く、TOTO等のメーカーもオフィスビル向け、共用トイレ向けの商品を充実させつつなります。

④外観

オフィスビルに入居するメリットってなんでしょう。単に作業場だけであれば、マンションの1室でも可能ですし、さらに言えば家でも可能です。でも、わざわざ高い家賃を払ってオフィスビルを借りるということは、それなりの理由があると思います。

登記の問題、スタッフの通勤の問題、気持ちの切り替えの問題等いろいろとあるかと思いますが、実は、「会社としての価値を上げる」というのもメリットの一つです。

ビルに入居するためには、特に、駅近で大通りに面したビルの場合、過去の実績等を問われることがあります。逆にいうと、新規開業の際には、そういうビルにはなかなか入居しにくい。

なので、少し路地に入った物件で、でも外観もきれいでエントランスも人の出入りがしやすく、ある程度妥協できる物件に入居し、数年後に大手ビルに移動する。というのが一般的でしょうか。

人それぞれですので、一概に言えない状況ですが、せっかくビルに入居する以上、立地や駅からの距離等より、重要視すべきはビルのイメージだと思います。

レトロな物件もあれば、最新の機能を備えたビル、デザイナーズオフィスビル等多数あります。

決め手に欠ける場合は、自分が一番重要視していること、たとえば、従業員のために駅からの距離なのか、そもそも家賃なのか、それにより最初の選択肢はたくさんあっても、かなり絞れてきますし、恋愛と同じで「ここがいい」というぱっと見の感覚が一番重要ですしね。

他には、駐輪場・駐車場等の付帯設備もあります。事業展開によっては、それらも必要になると思いますし、場合により近隣で確保も必要です。

さて、取り急ぎ、まとめてみましたが、どちらかというとごく一般的な内容でしたね。

では、一番重要なことをお伝えします。

それは、、、

「自分の感性」です。

駅から遠くても、設備が古くても、室内から見える景色がいいから決める。という人もいます。

ぱっとみて、ずっと頭の中に残っている物件が、実は一番相性が良いのかと思います。

そこから、設備やらなんやら、後付けでもなんとかなるもんですよ。

100%理想の物件は、限りなく少ないですし、どこを妥協するかというより、何を重視するか、です。

そのために私たち、事務所仲介のプロがいますので、何なりとご相談いただければと思います。

私たちにお任せください。一緒に最適な物件を絞り込んでいきましょう!

本日は、丸毛が担当しました。

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