2014.02.05
さて問題です。上記の計算、できますか?
この問題、とあるメーカーの新卒の社会人(高卒・大卒)の正解率が4割だったとのこと。
これって、基本がわからないと訳分からない問題だと思います。
ですが、小学生で、ゆとり世代とはいえ、必ず学ぶものです。
ようは、なぜそうなるのか、ということに対して、理解ができていないのだと思います。
社会にでると、頭がいい人もそうでない人も横一線。
基本や基礎というのは重要ですし、それがないとどんな発想をしてもそれは間違いです。
数学は、基礎や基本が間違っていると、答えも間違う一番わかりやすい学問です。
例えば、上記の式。
9-3÷1/3+1=
ですが、四則計算の基本等をしらず、そのまま計算すると間違えます。
(6÷1/3+1→6/3+1→2+1→ 答え:3)という間違い。
その先の計算をいくら頑張っても、入口で間違えると、そもそも無駄な努力に終わり、内容も結果も残りません。
でも、基本というのは、どんな現場でも、一番力を発揮するものです。
だからこそ、常に学んだことを反復し、同じ失敗をしないことが重要なのです。
さて、
上記の問題、答えはわかりますでしょうか。
実は、ネット上でも2つの意見に分かれていました。
少々わかりづらいですが、この式、「÷」という記号と「/」という記号が混じっています。
「/」は、分数を表わすもので、1/3というのは、1÷3と学びます。
となると、この式は、
9-3÷1÷3+1となり、割り算からで、式の前から先に計算するので、
9-3÷3+1→9-1+1→8+1→答え:9
となりますが、実はこれは間違いです。
1/3というのは、これで一つの数字であって、たまたま割り切れないからこのように表示しただけ。
答えが9になる計算をした人は、この一つの数字を勝手に分割して、他の数字と組み合わせただけです。
ですので、答えが間違ってしまいます。
正確には、
9-3÷(1÷3)+1 が正しい表記です。
さて、ここで重要になるのが、分数を割る時の計算。
割り算を掛け算にするには、分母と分子を逆にすれば良いわけです。
※なぜそうなるかは、長くなるので省略します
となると、
9-3×3+1となり、先に掛け算をするので、9-9+1で、答えは、「1」が正解。
実に、世代により、答えが分かれそうな気がしますが、この問題、いかがでしょう。
この問題、ぱっと見での表記に違和感があるかどうかが重要ですし、「÷」と「/」の意味の違いは難しいかと思います。
まぁ、この計算ができたからって、仕事が出来るとも限りませんが(笑)
一種の目安としてもらえれば幸いです!
本日は、丸毛が担当しました。