2011.07.13
九州電力のやらせメール問題から、ふただび議論が活発化しているようです。
普段使っている電気が、今後どのようになるのか、考えてみましょう。
原発のメリット。
これは一番は、少ない面積で通常稼動でも環境汚染が無いこと。
また、発電力も抜群によいこと。
自民党が利権のために原発推進を進めてきたという方もいらっしゃいますが、
利権だけではなく、それなりに国民にもメリットがあることでした。
また、政権が交代した後、民主党も原発の推進派だったはずです。
CO2の20%削減のためには、火力発電に頼らない発電が必要でした。
しかし、今回の地震による原子力発電所の問題により、
脱原発の動きが活発化するのも無理はありません。
人間として、チェルノブイリはじめ、その他の原子力発電の危険性をニュース等で理解していたわけですから、
危険なものであるのは当たり前のはずでした。
原子力のデメリットはいうまでもなく、トラブル時に多大な被害をもたらすことにあります。
では、このまますぐに、全国の原子力発電を停止し、なくしてしまってよいのでしょうか。
脱原発派の意見はもっともです。
一度、危険を経験してしまうと、次のリスクを考えてしまう。これも当たり前です。
しかし、問題は原子力のみではなくなってしまいました。
このまま、電力不足が続き、全ての原発が停止され、さらなる悪化が予想されると、
日本国内から主要工場が海外へ移転してしまいます。
そうなると、そこで働いていた社員はリストラされ、雇用不安が発生します。
これは、工場に限ったことではありません。商業関連でも同様かと思います。
また、当面、火力発電に頼ることになるかと思いますが、
これは全世界的な視野でみると、世界の方向性(二酸化炭素の削減)に逆行することになります。
また、電気代が上り、家計を直撃し、消費の不安定化をもたらします。
そうなると、ものが売れなくなり、物価が下る=円の価値が下る=世界的に円に対して不安視される
更には、利益が少なくなるということは、給料も減るわけです。
リストラもあり、給料も減らされ、工場設置に伴う法人税も国は取れなくなり、消費税等のアップ。
さらに消費がなくなり、各種税金のアップは、企業や個人を直撃します。
そんなに進まないうちに、代換えエネルギーができればよいですが、
それも間に合わないとなると、1年のうちに上記のことが予想されてしまいます。
これは、一社会人が、単純な頭で考えた、全ての原発を停止した場合のシュミレーションです。
しかし、これは火力発電によりまかなうことが前提です。
脱原発による、早期停止には、上記のようなリスクが伴います。
いや、火力発電だけでも、充分に対応は可能だ。
工場の移転をせずとも、充分に電力の確保は可能だ。
暫くの間、二酸化炭素の排出が増えるのは、仕方がない。
という意見もあるでしょう。
ただ、情報がいろいろ有る中で、火力発電で賄える容量どれだけなのか、
知ることができませんでした。(いや、単に、調べ方が悪いだけかもしれませんが、、、)
また、一部では自然エネルギー(風力・太陽光等)で賄えるという話もありましたが、
全国でどれだけのものが補えるかも不透明な感じがします。
二酸化炭素も、日本国内では問題ないかも知れませんが、世界的にみていかがでしょうか。
これもグローバルな視点と実際に二酸化炭素がどれだけ増えて、何年間続くのかも明確ではありません。
僕の意見を押し付けるのもおかしいですし、上記はネット等で集められた情報の一部です。
(少し偏っているかも知れませんが、、、)
皆様も、事業活動はじめ、生活がかかっている以上、
一体何が正しい選択なのか、真剣に考えてみてはいかがですか?
本日は、丸毛が担当しました。