2011.12.14

消費税増税の是非。

今、国会では消費税増税の議論がありますね。少し考えてみたいと思います。

国の考えでは、消費税=社会保障、というようになっています。

年金受給者が増える中、負担が増加し、社会保障ができないとの危惧から、とのことだと思います。

しかし、消費税は、景気も圧迫します。

一般庶民からして、日々の暮らしに直撃するわけです。

消費が減る=企業の利益が減る。

企業の利益が減る=法人税等も減る。

単純に5%以上の消費の落ち込みがあると、総合的な税収はマイナスになると思います。

今の国に必要なのは、国の流通や消費を良くし、企業活動を活発化させることではないでしょうか。

そもそも、消費税と社会保障は別問題です。

年金システム自体に問題があり、私たちが受給する頃にはもらえない可能性が高い。

だから増税というのは話が違う気がします。

根本的な見直しをし、国民に分かりやすく説明をし、国民が納得のうえで、増税であればわかりますが、

今の政権を見ていると、何が何でも増税としか見えません。

景気が不安定で、ただでさえ消費が落ち込む懸念があるなか、

消費が減少することが見えている消費税増税をする理由がわかりません。

それ以前に、本来政権交代時に言っていた国家公務員の給与削減や議員定数の削減等、

まずは国民が納得する行動をすべきだと思います。

これだけのことをしました。

でも、それでも予算が足りません。

だから皆さん、助けて下さい。増税をお願いしたいと思います。

だと大変わかりやすいと思いますが。

日本は、国会で動いているのではありません。

日本国民がいてこそ、国が成り立つのです。

復興にも税金は必要です。放射能問題にも必要でしょう。景気対策にも雇用対策にも必要。

だからこそ、消費税現状維持の議論ができない理由ではない気がします。

ニュースの伝え方や考え方、捉え方にもよるかも知れません。

しかし、少なくとも、増税のリスクを考えているとも思いません。

国内から企業が出て行ってしまえば、さらなる減収になるのですよ?

国民目線の議論を期待したいと思います。

本日は、丸毛が担当しました。

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