2021.09.25

京都の街並みや文化、歴史を守る。京都の厳しい規制エリアをご紹介!!

皆さん、日本史は好きですか?

私は、大学で日本史学を専攻していたほど日本史が大好き人間なんですが、日本史の教科書をよく読むと「京都」って言葉がよく出て来ませんか?(正確には「京」若しくは「都」)

それほど、京都と歴史は深くつながっています。

京都という町は、それこそ日本の首都であった期間も長く、日本国内の争いごとのには京都の地名が良く出て来ますよね。

そういう長い歴史のもと、今の京都という町が出来上がってきました。

東京や大阪のように、高層ビルが立ち並ぶオフィス街とかうらやましい限りです。

京都は、高さ規制をして御所の中心から周りをみても建物が見えない様に配慮しました。

そして観光都市京都といわれるくらいに、街並みの規制を行い、京都らしさを育んできました。

そんな京都ですが、高さ規制とか看板規制の他、各地域ごとに規制を定めている場所があるのでいくつかご紹介いたします。

先斗町まちづくり協議会

四条通りから三条通りに向けて続く先斗町通。

夏を挟む季節には、納涼床と呼ばれ、鴨川沿いで食事を楽しむことができることで有名ですよね。

この先斗町エリアは、かなり厳しいエリアになっています。

この「厳しい」というのは目線が異なると意見は変わるかと思いますが、

何が厳しいのかというと、看板規制はもちろん、「建物の景観」が厳しいです。

先斗町という街並みを整えるため、知らない人がみると、どこを見ても同じようなつくりをした建物ばっかと思われるかもしれませんが、建物の外観を統一しています。

何かしようと思う場合、この協議会に参加し、いろんな人の意見を伺い修正し、許可を得てやっと外装に手を加えることができます。

いろんな人の中には、京都市の人や先斗町の人たち、大学教授等です。

多角的な視野でいろんな意見を出し合うことで、前向きに、この街並みの保全に努めておられます。

「先斗町に行きたい」という観光客の心を震わす町並みができたのも、この協議会のおかげですね。

店舗側からするとまぁ厳しいと思われるところもあるかと思います。

先斗町、物件募集中です!

先斗町下樵木町208-4店舗

先斗町鴨川店舗

祇園町南側地区まちづくり協議会

こちらも美しい街並みの保全に努めておられ、祇園という町の文化と歴史を守っておられます。

こちらも定例の会議を得て、店舗出店ができるというくらい店舗側からすると厳しい場所です。

難しいですが、簡単に出店できない=町のルールが徹底されており、最近では観光客の写真撮影も厳しく規制しています。

あの素晴らしい街を守るためには、必要な活動です。

そして、なかなか空きテナントが出て来ません(;’∀’)

③一念坂・二寧坂 古都に燃える会

京都八坂神社~高台寺~清水寺の流れにある、一念坂・二寧坂古都に燃える会も店舗側からすると厳しいと思われる場所です。

この辺りは、「伝統的建造物群保存地区」という場所にも指定されており、景観や屋外広告物の規制があります。

また、産寧坂の建物も絡んでいますが、古都に燃える会はより厳しいと思われる内容も含んでいます。

私も、いろいろお客様にご迷惑をかけることもありましたがしっかり勉強できました(;’∀’)

スターバックスも出店してる場所ですね!

雰囲気というものが重視されますので、何がどこまでできるのかというのも話を聞いてみないとわからない点はありますが、より厳しい内容を含めることで街並みの保全をされておられます。

※なんども言いますが「厳しい」という表現はあくまで店舗目線の場合です

京都の景観を守るために

京都という町をどう思われますか?

古臭いと思いますか?

それともしっかり歴史を守ってると思いますか?

人それぞれ目線が違います。

観光地だしこういう店があってもいいのではないか。

先斗町だからこそこういう外観の店もいいのではないか。

ほんとたくさんの意見があります。

ただ、「今」というより数十年先、「未来」に何を残すか。

そこを考えた時に、景観の守るという役目は必要なのではないかと思います。

その未来ではまた違ったルールができてるかもしれません。

ただ、今は、その未来のために、そういうルールがあることを理解していただき、店舗出店をご検討頂ければ幸いです。

本日は丸毛が担当しました。

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