2021.09.11

増え続ける空き家。不動産の「困った」を解決。空き家対策事例総まとめ

普段、普通の生活をしていて、親からの相続で急に手元に残った不動産があったらどうしますか?

古い家だし、もう家は買っちゃったし、、売るとしても高く売れないならなんかもったいないし。

等、いろいろ知らないうちに苦労がたまってしまう問題ですね。

全国には、実に多数の空き家が存在します。

京都においても同様で、今後も増え続けると予想されています。

そこで、簡単ながら、空き家をどうすればいいかをまとめてみたので参考にしてくださると幸いです。

①売却

一番手っ取り早いのは、「売却」。

そう、売ってしまうことです。

これで、負担する固定資産税もなくなるし、少なからず現金が手元に残るしでマイナスなことはないでしょう。

ただ悩ましいのは、売ってしまうと二度と戻ってこないという点。

その空き家で生まれ育った思い出もあったり、遺言で売るなというケースもあります。

また、売ってしまって現金が手に入ったと知ると、付き合いのなかった親戚からいろいろ言われることもあると聞きます。

もう割り切っている。

のであれば、売却が一番おすすめです。

でも、何とかして手元に残しておきたい、とか、売るよりも資産として運用に回すほうがお得かもという考えの方は次。

②自分で住む

空き家といっても様々です。直前にリフォームされ、非常にきれいな状態の空き家もあれば、ボロボロで済めたもんじゃない空き家もあります。

きれいならば、少々手直しして、今住んでるところを売るという方法もありますし、今住んでるところを貸すということもできます。また、このまま貸すということもできますね。

どちらにせよ、今回はボロボロを前提に話をします。

ボロボロなものをどうしろと。

住むとしてもお金がかかる。

そういう時はこれ。

京都市空き家活用・流通支援等補助金について

を参考にしてみてください。

上記のリンクは京都市ですが、恐らく全国の行政でも似たような支援はしているかと思いますので、チェックしてみて下さい!

少々条件もありますが、困った時こそ行政頼み!

一般には知られてないことも多いので、一度相談してみるのも有りですね。

これで改装して住むという手段もあります。そして、過去の思い出も色あせません。

③賃貸に貸し出す

これは上記②に近いのですが、自分が住むのではなくて貸し出すという手段。

ただ、住居の場合、きれいであることが前提のため、少なからずお金がかかります。

賃料収入があるので、それをあてにローンを組んでもいいですし、②に乗せたような支援制度もあります。

居住用の場合で貸し出すことを考えている場合は、いろんな不動産会社に相談してみてください。

賃貸だと、ずっと不動産会社と付き合っていくことになるので、いろんなところと話をして、

波長が合うとか話をよく聞いてくれるとかという判断基準の他、

管理まで任せるのであれば、管理の内容といざ何かあったときにどのように動くか、等、

具体的な話まですることをお勧めします。

管理料が安いから、だと、安いなりなこともあります。

逆に高いときは、高いなりの理由もあります。その上での判断をお勧めします。

④テナントとして貸し出す

③の場合は居住に限定していましたが、用途地域や近隣状況が許すのであれば、

事業用(テナント)に貸し出すのも有りです。

というか、弊社はこれが専門です!!

・一般的に居住より賃料が高くとれる

というメリットが想定されます。

もちろん、事業用の場合、特に飲食店等に貸し出すと火災のリスク等少なからず発生しますが、

それは住んでいても同じです。

また、貸し出すときに、必ずしもリフォームをしないといけないわけではないこと。

店舗として貸し出すので、入居者が改装を行います。

そのため、そのまま貸し出せるメリットもあります。なお、これはケースバイケースですのでその時の状況によって異なります。場合によっては多少の持ち出しが発生することもあります。

契約の種類などにもよりますが、基本的に「居住権」が発生しません。

将来何らかの理由で取り壊したりしたいのに、なんだかんだ理由つけて住み続けるということがありません。

ただ、テナント事業用だと、そこにお店としてのニーズがあるのかどうかが重要になります。

ですが、どこにどんなニーズが隠れているかは、探してみないとわかりません。

なので、ぜひ一度、弊社にご相談ください!

あ、あと大事なことをお伝えしておきます。

⑤税金について

固定資産税は、使用用途によって税額が変わるのをご存じでしょうか?

正確には、居住用には軽減税率が適用されていますが、事業用には適用されません。

なので、同じ賃貸として貸し出すのに、お店とかに貸し出すと、固定資産税が上がっていることがありますので、ご注意ください。

京都はますます空き家が増える傾向にありますが、当社としては少しでも町の活性化に役立てればと思っています。

是非、空き家で困っていることがあればおっしゃってください。

本日は、丸毛(まるも)が担当しました。

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