2019.04.15

平成が終わり、令和へと続く時代の移り変わり。

京都という町は、1200年以上も前から「都」として栄えてきました。

また、現在は東京での生活をされておられますが、天皇陛下は近代化以前は京都にお住まいでした。

その縁で、京都と元号は切り離すことができないくらい密接に関係していると勝手に思っていますがいかがでしょうか。

そもそも元号とはなにか。

今では天皇陛下が即位した際に、その時代を表す年号とされています。世界的にも皇帝等の支配者が使用しています。

また、国政的に災難に見舞われた時などに改号していたようですね。そのため、明治以前は、同じ天皇陛下の時代に何度も違う元号が使われています。

まぁ、この話は完全に日本史や世界史の話になるので、本当に細かく話をすると教科書1冊丸ごとくらいになっちゃいますので、かなり端折りますw

さて、本題ですが。

去る4月1日に5月から使用される元号が発表されました。

「令和」です。

今回は、今までの中国の古典からではなく、日本の古典より参照したとのことです。

ちなみに、皆さんが覚えている範囲の元号でどれくらいでしょうか。

近代化され、元号が明確化された「明治」「大正」「昭和」「平成」ですかね?

古くは、日本史の教科書にも載っている「大化の改新」の「大化」が一番古い大化とされています。

ただ、この時代はあまりに古く、当時の木簡等では元号ではなく干支をしようして年号を表していたようです。

実際に使われるようになったと思われるのは、「大宝律令」の「大宝」からですね。

また、いわゆる民間・庶民の間で使われるようになるのは、江戸時代に入ってからです。

ちなみにその江戸から使われている元号はどんなのがあるか、以下に羅列してみました。

元和・寛永・正保・慶安・承応・明暦・万治・寛文・延宝・天和・貞享・元禄・宝永・正徳・享保・元文・寛保・延享・寛延・宝暦・明和・安永・天明・寛政・享和・文化・文政・天保・弘化・嘉永・安政・万延・文久・元治・慶応・明治・大正・昭和・平成。

 

さて、この中で、一番長く使われた元号は何でしょうか。

実はなじみの深い、「昭和」なんですよね。年数でいうと64年間。これは実は、世界の中で元号を用いたすべての国のなかでも最も長いそうです。

時代は令和へ。

2019年5月1日から、日本は「令和」の時代になります。

「令」という字が命令とかなんとなく悪いイメージが先行していますが、そもそもこの漢字には温かい人情味あふれる意味もあります。

近代化した日本は、明治も大正も昭和も戦争を体験してきました。

唯一、「平成」だけが戦争をしなかった元号です。

「令和」も続いて、平和であること。そして日本という国がさらに発展し、災害に負けない強い国になることを望みます。

何も変わらないかもしれません。

でも、何かが変わるような気がしませんか?

いい時代になるといいですね!

本日は、丸毛が担当しました!

 

 

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