2018.12.03
前回、電気容量のお話をしました。
そして、今回、具体的なお話を、、、とのことで用意をしていたのですが、
少しややこしい話なのと、専門家からの指摘が入っても困りますので、
差しさわりの無い範囲でご説明いたします(笑)
さて、電気のことになると途端に意味が分からなくなる文字列があります。
「w」「V」「A」くらいであればまぁ、だいたいはわかるかと思いますが、
実際の現場では、
「kVA」「kw」という単位が使用されます。
ぶっちゃけ、なんのこっちゃな話(笑)
高校・大学と文系でのほほんと過ごしてた身からすると、
もはや謎の文字!!
というわけで、とりあえずはどういうものかという説明をしますね。
まず、「k」は「キロ」のこと。
なので、「1kVA=1000VA」「1kw=1000w」ということです。
よし、一つ謎が解けました(笑)
あとは、VAとkwです。
VAは、そのまま「V=ボルト」と「A=アンペア」の掛け算のもの。
ほら、数学で、「3×X」を「3X」とかで「×」を省略するでしょ?
それと同じですね!
すなわち、ボルト×アンペアです。
そして、昔ならった知識をフル動員してください。
ボルト×アンペア=ワットでしたよね?
kwの「w」はワットのこと。
ということは、
kVA=kw
ということになりますね!
って思った人は大間違いw
実は、この二つは決して「=」ではありません。
それぞれの単位の意味を確認すると、
VA=電力全体の容量
kw=実際に有効に使用された容量
です。
専門用語でいうと、「力率」というのが関わってきますが、
基本的には、「VA>kw」となります。
電気には抵抗が働いていたり、ロスが発生します。
そのため、上のような関係になります。
まず最初に断っておきますが、必ず専門家に確認してください。
今からお話しするのは、あくまで「目安」のためのものです。
さて、肝心なところになりますが、
容量がどれだけあるかは前回のブログで調べる方法を記載しました。
で、今回は、その使える要領で、どれだけの機器が使えるかということ。
あと、引込方法も多種ありまして、
①単相3線式 200-100V
②三相3線式 200V
などいろいろあります。これによっても式が変わってきます。
なお、これらの区別は現場や電気会社に確認する必要があります。
①単相3線式の場合
式はすごく簡単で、「kVA×5」でAが出せます。
今回の物件は、逆に75A使いたかったので、式に当てはめると、
15kVAとなりました。
調査した容量でいうと全然足りたので問題ありませんでした。
②三相3線式の場合
これは教えてもらった式があります。
「kw=A×V×1.732÷1000」とのこと。
今回の物件は、60Aの動力を使用したかったので、
「kw=60×200V×1.732÷1000」となり、
「kw=20.78kw」となりました。
空いていた容量が20kwでしたので、少し足りないとなりました。
これは、非常に勉強になりますね。
実際には、引込方式や契約内容等により変わりますが、
憶えておいて損はないと思います。
あと、最後になりますが、改めて。
「絶対に専門家の確認を」
これは約束してくださいね!今回のお勉強は、簡易なものですので!
本日は、丸毛は担当しました!