2018.11.17
京都も11月に入ってだいぶと肌寒くなってなってきましたが、皆様は体調なども崩すことなくお過ごしでしょうか?
さて、最近、お客様からよく聞かれる質問内容があります。
それは、、、
「電気容量について」。
はい。もう電気屋さんに聞いてくれ!!と言いたくなる内容ですね(笑)
とはいえ、事前準備で電気容量を把握しておくことは重要です。
そこで、簡単にビルや建物のd年季について説明したいと思います。
答えはあります。
私は専門家ではないので、必要な事項をわかりやすく説明したいと思います。
電気には、マンションや住宅と同じように、関西電力(最近は他の電力供給会社もありますね)と直接契約するパターン。
住宅の場合は、容量も少ないため、問題になることはまずありません。
もう1つは、オフィスビル等に多い、「キュービクル」というものを使用するパターン。
ビルの屋上などにあるタイトルの画像のようなものですね。
こちらは、一旦大容量の電気を1つの建物にまとめて引込み、それを各部屋にわけるパターンです。
電気代の請求が貸主からの場合は、この仕様がほとんどです。
※一部のマンションもキュービクルの場合があります。
そして、テナント仲介の場合。特に飲食店の場合は、電気容量は重要な要素を担っています。
答えは、あります。
以下、簡単に説明をしていきますが、100%下記の事例に当てはまる訳ではありませんので参考程度でお願いします。
必ず、電気業者に現地確認の上、引き込み容量を確認してもらってください。
では、かいつまんでになりますが、まずは電力会社と直接契約の場合。
1つの建物に、電灯49kw以下。動力49kw以下。が限界値です。
しかも、これは建物が3階建てであっても、変わりません。
すなわち、3階建てのテナントビルの場合、それぞれにある程度分配する計算をしておかなければなりません。
そして、問題がもう一つ。
上記、1つの建物と言いましたが、その建物が連棟の場合は、また状況が変わります。
連棟の場合は、電灯で25kwまで。動力と電灯の合計が50kwを超えない範囲。となります。
すなわち、動力をたくさん使うお店の場合、電灯20kw、動力30kwは可能ですが、その逆は無理ということです。
さて。
では、3階建てのテナントビルで1階の募集があったとしましょう。そしてそこの電気は電力会社と直接契約です。
さて問題。
ここの1階で使える電気容量はいくらでしょうか?
…
…
正解は、…わかりません。。。
だって、2階と3階でどれだけ使ってるかわからないと、残りがどれだけかなんてわかるはずが有りません。
そして、これは貸主も把握ができません。
なぜなら電気の容量契約は個人情報に当たるから。
これが、貸主や不動産会社が電気容量を把握していない理由にもなります。
把握したくてもできないのです。
でもこれだと困る。
じゃどうすればいいか。
これはすごく簡単で、「関西電力」に聞けばいいのです。
事情を説明すれば、残りの容量は教えてもらえます。でもめんどくさいですよね(笑)
でも、これしか方法が無いんです。
で。
もし、それで容量が足りない場合はどうするか。
その場合は「キュービクル」という機械を導入することになります。
さて、上記でさらっとキュービクルを導入すればいいといいましたが、それを導入するに当たってはいろいろな問題が発生します。
①スペース
キュービクルは非常に大きいです。小型のものでも1.2m四方の面積が必要です。
しかも重量もあるので、屋上におけない場合もあります。
②費用
一番の問題はこれ。半端なく高いです。ここでは書けない位高いですw
軽くうん百万はかかりますので、注意が必要です。
③維持費
あと、これも地味に問題。普通とは異なり、別途メンテナンスが必要だったりするため、通常の電気代より高くせざるを得ないのです。
では、なぜキュービクルを入れるのか。
答えは簡単。それだけ大容量の電気を使えるメリットが大きいのです。
どんなに広いスペースのオフィスでも、電気容量がパソコン1台つなげて終わりなんてありえないですよね?
大きなビルにキュービクルがあるのは、入居者に安定して電気を供給するためで、入居者は電気代としてその対価を貸主に支払っています。
はい。ごめんなさい。長くなりました笑
次回は、単位の話や計算方法等具体的なお話です!お楽しみに!
本日は丸毛が担当しました。