2021.01.30
2020年の春。
当社が取引させていただいている、京都の老舗企業の物件所有者との打ち合わせ。
新型コロナウィルスによる影響で、営業再開の目途がたたない物件の相談をしておりました。
3フロア。延べ1,500㎡以上。
そのままホテルを継続するのか。それとも別の運営会社に任せるのか。
しかしながら、ホテル業界は新型コロナウィルスのダメージを多大に受けており、継続するにしても任せるにしても、リスクが大きいのではないか。
賃貸の収益で考えるとかなりの広さのため、賃料も高額。
どうしたものか。
そういう状況下を踏まえてなんとかできないか。
それからまず、私たちは過去の経験やこれから伸びる業態などを調べました。
あれこれ考えているだけではいいアイデアは生まれません。
知識を深めるため、新聞やネット、SNS等を活用して何がいいかを考えました。
まず前提として、この物件の特徴をまとめました。
・四条烏丸という好立地にあること。
・大型テナントであること
(470坪という面積が四条烏丸にはほぼなかったことから希少価値あり)
・ホテルの内装がそのままあること。
※個室ではなくカプセルタイプです(参考:京都のカプセルホテル)
そう、他にライバルと呼べる物件が少なく、それこそがこの物件の売りでもありました。
※ちなみに、京都三条河原町でも大型テナント募集中です!
まず第一の四条烏丸という立地。
京都の中でも随一のオフィス街。
そして、多数のホテルが建設され、商業立地としても栄えている場所。
大丸百貨店をはじめ、高級ブランド店が多数集まり、ほとんどの銀行も集まっており、
まさに京都を代表する立地環境です。
ということは、この時点で候補も絞れてきそうですよね。
・大型オフィス
・区分けして店舗を多数集める商業施設
・ホテルとしての運用 等
1社で3フロア借りてくれるところがどっかないかなと考えていました。
まだこの時点では漠然としています。
次に面積について。
470坪という大型な物件は、四条烏丸エリアでは数えるほどしか存在しません。
これってどれくらいの広さかわかります??
なんと、ダブルスのテニスコート6面分ですよ?3フロアですが、1フロア2面分!
あれ?そんなに広くない?w
いやいや、建物としてはかなり広いですよ!
つまり、この時点である程度業種も絞れて来るのでないかと。
・IT企業とか一括で借りないかな
・分割して3社とかないかな、グループまとめてとか
・小さく区切るのもありかな
とかいろいろ考えてました。
そして。。。
ホテルの内装があるというのもポイントでした。
ホテルといっていますが、どちらかというとカプセルホテルでした。
エントランスロビーは広めにとって、ウェルカムスペースやドリンクコーナーもあり、
シャワールームや大型のトイレを完備。
100室を超える小さな小部屋が集まっていた。
となると、これを活用できるところが一番いいのではないのかと。
まてよ?さっきの②の三つめで、、、
「小さく区切るのもあり」とか考えていたな?
それって、京都でも知名度の上ってきた「レンタルオフィス」がそうじゃね??
と思いつくわけです。
そ・こ・で!
いろいろ調べることから始めたのです。
それが、そう。すべてのきっかけだったのです。
(続く)
P.S.まだ物件いえなくてごめんなさいです。
あと、どんな物件でも、どんなに困っていても、まずはご相談を!
むしろ、思いもよらないお店になったりしますよ!
本日は、丸毛(まるも)が担当しました。