2019.09.12
たまには京都を離れてゆったりと・・
ということで、われらが大先輩に有馬温泉に連れて行って頂きました★
まずは、有馬温泉に関するうんちくから。
1.日本三古湯の一つ
2.日本三名泉の一つ
3.豊臣秀吉が愛した温泉
4.炭酸せんべい、炭酸饅頭が名産
5.最寄りの国道は176号
といった由緒ある土地柄です。
火山列島である日本には多数の温泉があります。
日本全国、掘ればどこでも温泉は出る、と言われるほど。
その統計データは、
①温泉地の数:2,983ヶ所
②泉源の数:27,297本
③ゆう出量:毎分2,546,813リットル
④温泉施設数:20,795軒
⑤宿泊利用者数:年間130,567,782人
これらの数字はレジャーとしての温泉人気がうかがえますが、
当然、人工的に掘削し地下深くの泉源から温泉を引いているものも含まれます。
そんな中、有馬温泉は非常に古い時代から天然の温泉として、多量のゆう出量を誇る温泉だったのです。
日本三古湯には、二つの選ばれ方があり、いずれにも有馬温泉が選ばれています。
ⅰ.日本書紀、風土記などに登場することに基づいた三古湯
道後温泉(愛媛県)、有馬温泉(兵庫県)、白浜温泉(和歌山県)
ⅱ.延喜式神名帳に基づく三古湯
道後温泉、有馬温泉、いわき湯本温泉(福島県)
そして、さらに、全国2,983ヶ所もある温泉地の中で、三名泉にも選ばれています。
日本三名泉にも二種類があり、
ⅰ.江戸時代初期の儒学者・林羅山による
有馬温泉、草津温泉(群馬県)、下呂温泉(岐阜県)
ⅱ.清少納言の枕草子による
有馬温泉、玉造温泉(島根県)、榊原温泉(三重県)または別所温泉(長野県)
ちなみに、温泉に関する「日本三○○」は、他にも、
・日本三大温泉:熱海温泉(静岡県)、白浜温泉、別府温泉(大分県)
・日本三大美人の湯:川中温泉(群馬県)、龍神温泉(和歌山県)、湯の川温泉(島根県)
・日本三大薬泉:松之山温泉(新潟県)、草津温泉、有馬温泉
などがあります。
太閤通、太閤橋、ねね橋や太閤の湯など秀吉ゆかりの施設が有馬には多数あります。
生涯9回も有馬温泉に訪れたという秀吉。
安土桃山時代の”慶長伏見地震”では有馬温泉も甚大な被害を受けましたが、
秀吉による改修工事はその後の有馬温泉の繁栄を支えるものになりました。
秀吉以前にも、行基や仁西といった名僧による復興があったそうです。
”炭酸せんべい”というと、食感がシュワシュワと炭酸のようなせんべいを想像しますが、
そうではなく、炭酸泉をせんべい作りに使用したことが名前の由来だそうです。
有馬温泉だけではなく、城崎温泉、宝塚温泉など同じ兵庫県の温泉街でも名産品として扱われています。
最も気になる、最寄りの国道は・・・国道176号=ROUTE176です!
ただ、残念ながら有馬町内には国道176号は通っていません。
また、有馬町の西方には国道428号が走っています。
国道176号:京都府宮津市から兵庫県丹波地方を経由して大阪府大阪市北区に至る一般国道
起点:宮津市(新大手橋東詰)
終点:大阪市北区(梅田新道交差点)
重要な経過地: 京都府与謝郡与謝野町、福知山市、兵庫県丹波市、丹波篠山市、三田市、神戸市(北区)、西宮市、宝塚市、川西市、池田市、豊中市
総延長 : 184.3 km
ウィキペディアより
有馬温泉の予習が終わったところで、
次回、湯けむり紀行の本編をお伝えいたします。
思わぬセクシーシーンもあるかも??!
本日は辻が担当しました!