2017.10.21
はい、いきなり廃墟とか言われてびっくりしますよね。
確かに、廃墟って聞くと「怖い」とか「お化けがでる」とかってイメージが強いと思いますが、今回は、そういう怖いっていうイメージより、「歴史・文化」を感じてほしいと思います。
大阪城にいかれたことありますか?そこに、レンガ調の異色な建物を見たこと無いですか?
実は大阪城周辺には昔、砲兵工廠があったのです。
東洋一と呼ばれた位素晴らしい技術を誇っていましたが、太平洋戦争終戦直前の大阪空襲によって、そのほとんどが崩壊してしまいました。
この砲兵工廠跡は、その空襲を生き残った建物なのです。
戦争を思い出させ、内部も朽ち果てているこの建物には、ほとんどの方は怖いイメージしかないと思います。
ここでは、戦争=悪という概念はいったん置いといて、ここでの技術革新や技術者の育成により、今の日本経済の礎が築かれた、という歴史を感じてほしいんです。
皮肉なことに、戦争によって日本の技術は大幅に向上することができました。
そして、その技術こそが今の日本の武器でもありました。
今、日本はいろいろな難しい局面に直面していますが、こういった技術を今後のさらなる平和に役立ててほしいですね。
兵庫県神戸にある摩耶山にあったホテル跡。
山の中にあり、移動手段がケーブルカーしかない等、今の環境では不便極まりない環境ですが、完成当時、街中の喧騒から離れていることから、数多くの著名人に人気のホテルでした。
わたくし、基本的に明治とか大正時代の建物が好きで、よく明治村にもいくのですが、あそこにある帝国ホテルにも雰囲気は似てるかもしれませんね。
もちろん、立地環境は全然違いますが。。。
とはいえ、当時から神戸は港町として栄え、外国人も多く、街としても非常に繁栄していたことから歴史を彩る建物には間違いないと思います。
しかし、戦争の影響や数多くの台風による被害、そして阪神淡路大震災による被害も甚大で、そのまま廃墟となりました。
ただ、この摩耶ホテルを再生しようとする動きもあるようです。
歴史を彩るホテル。もう一度よみがえらせてほしいですね。
(ものすごくお金がかかることでしょう。。。)
そして、最後は京都。
これもめちゃくちゃ有名で、まぁ人によっては廃墟?って人もおられますが、そこは愛嬌…笑
ここも歴史的にいろいろとあったのです。
まず、明治時代。京都という街が発展を遂げる東京と対照的に廃れていました。
そこで琵琶湖からの疏水路を作ろうと計画し、その水路を持って京都市内の産業を発展させようとしました。
しかし、そこは行政よりも権力がお寺、南禅寺。
簡単には行かなかったようですね。
すったもんだあった末に、許可も出て計画を進めていきます。そこで生まれたのがこの水楼閣です。
今も水路が流れる素晴らしき建物。
お寺の風流とはまた一風変わった建物ですが、これも京都の文化と産業を支えた歴史ある建造物です。
ちなみに、京都はまだまだありますよー!
その辺にある家も、廃墟になってるの多いですよね。
今は、町家再生プロジェクトもありますし、古き良き建物を活かしてほしいですね!
さて、ここまできて気づいた人も多いと思いますが、今回のブログ。とあるテレビ番組の内容です笑
でも、わたくしの好きなものが紹介されてて、ほんとぼぉーっとテレビ見てた時にテンションが上がりました。
6つ紹介されてたのですが、その中でもわたくしのテンションを上げまくった3つを紹介しました!
廃墟が好きっていうより、軍艦島に代表されるような歴史を感じるような建物が好きなので、また今後もご紹介できればと思います。
本日は、丸毛が担当しました!