2018.01.20
アマテラスオオミカミ、スサノオノミコト、ツクヨミノミコト、イザナギノミコト・・・
神社には必ず神様が祀られていますが、その神様の関係・系譜を調べるととても面白いものです。
神様なのに色んな個性があったり、神様と神様の子どもが別の神様、といった血縁関係も分かります。
(もっとも神様は人間のように産まれてくるのではなく、口から産まれたり、体の一部が別の神様になったりですが・・)
こういった神々は、もともと大陸から渡ってきた渡来人が日本を征服して支配者層になったことを神話化しているという説もあり、
例えば、邇邇藝命(ににぎのみこと)の「天孫降臨」などは、渡来人が日本に渡ってきた状況とも考えられます。
こういった神話時代の神様を祀る神社から、
菅原道真公を祀る天満宮、八幡神(応神天皇とされる)を祀る八幡宮、稲荷神を祀る稲荷神社、
建勲神社(織田信長)や豊国神社(豊臣秀吉)、日光東照宮(徳川家康)など戦国武将を祀る神社、
京都霊山護国神社には、坂本龍馬をはじめとする幕末の志士や明治以降の国際戦争の戦死者が祀られています。
そんな中、現代のスポーツ競技を連想させる神様を祀る神社が、
「スポーツの神様」として、にわかに注目を浴びています。
中にはプロ選手までが熱心にお参りする神社もあるそうです。
そんな京都のスポーツに関する神社をご紹介させて頂きます。
京都市上京区今出川通油小路西入飛鳥井町261
祭神は崇徳天皇・淳仁天皇。
蹴鞠の宗家であった「飛鳥井家」の屋敷の跡地であり、摂社の地主社に祀られる精大明神が蹴鞠の守護神であるため、
現在ではサッカーを始めとする球技全般およびスポーツの守護神とされ、日本代表選手やプロスポーツ選手の参詣が多い。
京都市上京区烏丸通下長者町下る桜鶴円町385
祭神は和気清麻呂と姉の和気広虫。
「足腰の神様」「いのしし神社」として有名。
祭神の和気清麻呂が、足の腱を切られた上に九州へ流刑となった際に、
途上、放たれた刺客から300頭のイノシシが守って道案内をしたこと、
その後、足の不自由も不思議と治ったという故事に因んでいます。
京都市左京区一乗寺松原町1
祭神はスサノオ、クシナダヒメ、八王子命。
剣豪・宮本武蔵が一乗寺下り松にて吉岡一門数十人との決闘の前に、
八大神社にて必勝を祈願した(または神頼みを恥じて参拝しなかった)という逸話が残る。
剣術のみならず、武道全般、スポーツ全般に関わる人たちが参拝する。
京都市伏見区深草鳥居崎町609
祭神はスサノオや歴代天皇・皇族など。
なぜ競馬の神様になったかというと、
★駆馬や菖蒲→尚武・勝負の連想
★武神が多く祀られていること
★明治時代から第二次世界大戦終了まで周辺が軍用地であったこと
などから馬と武運の神社として信仰を集めた。
それが現在では馬と勝負事の神社として、競馬関係者やファンの信仰を集めており、競走馬の絵馬が多数奉納されている。
また、学問、特に受験で勝運をもたらす神社ともされている。
実は神社は、それほど敷居が高いものではなく、
むしろ普段の生活にご利益をもたらしてくれるところが多いのです。
良縁をもたらす神社、縁切り神社などもありますよねw
目的に合わせた神社に参拝し、さらに努力に励みましょう!
本日は辻が担当しました!