2020.05.13
コロナウィルスによる緊急事態宣言が延長されました。
ウィルスとの戦いは我々がかつて経験したことも無いような長いものになりそうです。
とはいえ、経済をこれ以上停滞させると別の原因で命を落とす人たちが出てきかねません。
大阪府をはじめ、都道府県独自に自粛緩和の方策も講じられており、
今後の世界は、経済活動を抑えながらウィルスと共生していく社会になっていくのでしょう。
さて、冒頭の写真。
烏丸五条交差点を東側(五条高倉付近)から撮影したものです。
この標識の美しさは、言わずもがな進行方向の3方向全てが国道であること。
そして進入方向も当然、国道1号(8号重複)であるため、烏丸五条交差点は4方向全てが国道となっています。
さて、ここで問題です。
「京都市内に4方向全てが国道の交差点は何ヵ所あるでしょうか?」
実は意外と難しい問題。
「4方向全てが国道」というのは、この烏丸五条交差点のように複数の国道の起終点又は通過点となっているケースか、
単純に2つの国道が交差しているケースが考えられますが・・
これをしらみつぶしに探したところ、烏丸五条以外には唯一、しかもかなりレアな場所にあるのみでした。
それは・・・京北周山町、国道162号と477号が交わる交差点。
道の駅「ウッディー京北」で有名なところです。
この2ヵ所だけなのですね・・!!
3方向なら割とあるんじゃない?と思ってしまいますが、こちらも数は限られています。
なお、京都市内を通る国道は、
国道1号、(8号※全区間1号と重複)、9号、24号、162号、171号、367号、477号
①堀川五条 1号が東と南、9号が西、残る北は「主要地方道京都府道38号京都広河原美山線」です。
②京阪国道口 1号が東と南、171号が西、残る北は東寺の西側を通る壬生通です。
上記2ヵ所は、国道1号が直角に曲がる交差点としても有名です。
③天神川五条 9号が東と西、162号が北、残る南は「主要地方道京都市道184号宇多野吉祥院線」です。
尚、国道162号の起点は本交差点ではなく、もう少し東の「西大路五条」交差点となります。
④大原小出石町 367号が北と南、477号が西の三叉路です。477号はここから単独の酷道区間となります。
尚、国道1号から161号バイパスが分岐する藤尾南ランプは滋賀県となります。
こちらは国道が通過する交差点の内、上記を除いたもの全てですね。
実は、そういった地点は全国的にも非常に稀で、京都市内には存在しません。
国道の起終点は、他の国道に繋がっていることが一般的だからです。
例外として京都府下にも、国道27号から舞鶴港を結ぶ国道177号(いわゆる”港国道”)があります。
その他、国道23号の終点である(伊勢神宮)内宮前が有名です。
理系なので最後までやります。
上記以外の交差点全てが、0方向が国道の交差点です。
最も多くあります。
これまで通りの日常生活、経済活動や旅が出来るよう、日々お祈り申し上げております。
本日は辻が担当しました!