2020.09.05
4月の緊急事態宣言以降、私たちはコロナという見えない敵と戦い続けています。
わずか数か月で生活環境がごろっと変わってしまったのはいうまでもありません。
京都においては、今まで力を入れてきた「観光」が著しいダメージを受け、一時的に人は戻ってきたもののまだまだ寂しい状況は続いています。
ここ数年、「インバウンド」が合言葉のように、飲食店も物販店も観光客に力を入れて、外国人向けに団体受け入れをしたりしているところも多かったように思います。
それがぴたっと止まり、そのダメージは計り知れず、撤退を余儀なくされている店舗も少なくありません。
そういう状況の今、京都の街がどうなっているか考察してみます。
①四条烏丸界隈
オフィス街には人は戻ってきたように見受けられます。やはり中小企業が多いというのもあるかと思います。
そのぶんランチ需要は伸び、界わいの飲食店はそれなりに賑わいを取り戻しつつあるように思えますが、
それでも夜の時間帯になると、華金でさえ、2周り目の時間帯になるとお客さんの入りがまばらに思えます。
②河原町・木屋町界隈
新京極や寺町商店街は、少なからず人の流れが出てきたように思います。
これは学生が多い京都の街ならではかと思いますが、若い子が多いです。
ただ、観光客は少なく、高い賃料に見合う売り上げは見込めないため撤退や縮小移転の動きが随所に見られます。
軒を連ねる店舗数が多いため、あまり目立たないですが、募集中のテナント数を見ると異常ともいえます。
河原町・木屋町については、やはり夜の人の流れが厳しく、特に木屋町は厳しい状況が強いられていると思われます。
テイクアウトやデリバリー等の動きは活発になっているので、そこに活路を見出した店舗も多くあります。
ただ、純粋な居酒屋等の業態としては、依然厳しい状況かと思われます。
③京都駅界隈
恐らくというか意外というか。
一番ダメージを受けてるように感じるエリアともいえるのが京都駅です。
ここ数年、インバウンド需要に合わせる形で飲食店の出店が相次ぎました。
もちろん狙いはインバウンド客なので、このコロナ禍においてはもっともダメージを受ける状態です。
七条通りに至っては、ちょっと寂しい状態が続いています。
また、京都駅界隈は、大手企業の事務所も多いのも影響しているかと。
大手は、このコロナ禍で「リモートワーク」「テレワーク」を本格的に導入し、
多人数での外食を禁止する企業もあります。
今まで企業の宴会等で利用されていた団体客も見込めず、インバウンドも期待できず、
オオバコの店舗ほど苦しい状況だと思われます。
コロナ禍で伸びる需要
とはいえ、何もマイナスなことばかりではありません。
この状況であっても出店していこうという先もありますし、売り上げをキープしているところもあります。
具体名は出せませんが、
焼肉や肉料理などは結構ニーズがあるようです。
また、外国人がいなくても、若い女性向けのお店(2~4人程度のグループをターゲット)は、
それなりに繁盛しているように思えます。
いわゆる「インスタ映え」狙いなお店です。
今は、今までの運営方法を見直し、新たな仕組みや新しい業態開発等が必要なタイミングかもしれません。
しかし、この混乱もいつまでも続くとは思えません。
終息すれば、当然のように観光客が来るのが京都です。
その時に備えて我慢しつつ、しっかりと準備をしていく必要があると思います。
そして。
店舗出店は、実は今がチャンスです。
空き情報が出始める今こそが狙い目。
今回は飲食店をイメージして話しましたが、美容院であれエステであれ物販店であれ、
1年後2年後を見据えて動くことも大事かと思います。
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本日は、丸毛が担当しました!