2020.03.28
”京都の「商店街」をご紹介”企画。
しばらく更新できてませんでしたが、改めましてPart6から続けていきたいと思います。
これまでのブログ
前回までで、上京区・中京区・下京区・北区・左京区をご紹介しましたので、
残りは、東山区・山科区・伏見区・南区・右京区・西京区の74商店街。
本日は、東山区・山科区の商店街をご紹介させて頂きます。
ちなみに、山科区はもともと東山区の一部だったってご存知ですか??
昭和51年10月に山科区は東山区から分区されました。
なので、それ以前に登記された住所では、
「京都市東山区山科川田・・・」とか「京都市東山区山科北花山・・・」といった不思議な住所が見られます。
東山区の面積は7.48㎢と下京区・上京区・中京区に次いで市内では4番目に小さい区です。
ただその区域には世界的に有名な社寺や花街の祇園・宮川町などがあり、京都の観光地として確固たる地位を築いています。
また同時に、京都市内で最も人口減少と少子高齢化が著しい地域でもあります。
縄手通(大和大路通)の三条通から四条通まで。ただし、三条通から若松通の間は道路は繋がっていません。
鴨川より東側なので、この間の東西の通りは、三条通・若松通・古門前通・新門前通・新橋通・白川南通・末吉町通・富永町通・四条通と鴨川より西と全く異なります。
三条通に近いエリアは古くからの古美術商などが多く、四条通に近づくにつれ飲食店やラウンジが増えていきます。
四条通の川端通から東大路通まで。八坂神社の参道にもなっており、アーケードの商店街には土産物店や飲食店が軒を連ねます。
賃料も京都トップクラスで1階路面店では坪単価5万円以上にもなります。
古川町通三条から南へ白川に突き当たるまでのアーケード商店街。
一時期は典型的なシャッター商店街として寂れた雰囲気でしたが、
東山の観光地に近いため、ゲストハウスが盛況で、それにつられた飲食店も増えてきています。
「けんまつ」商店街と読みます。
“建”は建仁寺通(=現、大和大路通)、”松”は松原通のことで、松原通の大和大路通から西のエリアです。
建松商店街から松原通を東へ、東大路通までの間と、東大路通沿いの少しの区間です。
東大路通に近づくと、観光客向けの店舗が増えてきます。
清水寺門前から三年坂にかけての、京都でも最も観光需要が高いエリアです。
清水寺門前会と同じく、清水寺門前から三年坂を少し下った辺りまでの商店街。
清水坂の南側で、比較的坂が緩い”茶わん坂”沿いの商店街。
その名の通り、陶磁器を扱うお店が多いですが、近年は観光客向けの店舗も増えています。
東大路通と渋谷街道の交差点”馬町”から東に上る商店街。
かつて国道1号五条バイパスが出来るまでは、渋谷街道が山科への道でした。
五条通の川端通から大和大路通までの区間。五条通の北側に商店が軒を連ねます。
8月に行われる陶器まつりは全国でも最大の規模です。
“五条会”の東、大和大路通から東大路通までの区間。
同じく道路北側に登記のお店が並びます。
正面通の川端通から本町通間。
“正面通”は、豊臣秀吉が建立した方広寺大仏殿の正面に当たる通りだったそうですが、
現在も、豊国神社、渉成園、東本願寺、西本願寺の正面を通っています。
“鴨東(おうとう)”は正式な地名ではないものの、”鴨川の東”という意味で北は出町から三条、七条ぐらいまで広く使われています。
京阪電車の三条駅から出町柳駅までの区間は、正式には京阪鴨東線と言います。
商店街は、七条通の川端通から東大路通までで、三十三間堂、京都国立博物館、智積院、東山方面へ向かう通りとなっています。
東大路通の塩小路通あたりから泉涌寺道あたりまで南北に長い商店街。
アーケードもあり、かつては近隣住民に親しまれた活気ある商店街でしたが、近年は高齢化と人口減少によって衰退が見られます。
山科区は京都市街から見ると、東山を隔てている為、少し遠い印象がありますが、車や電車を使うと四条あたりの繁華街からもすぐの距離です。
またJR・地下鉄・京阪電車が通っているため、ベッドタウンとして非常に人口が多い区になります。
区内北東部、大津市との境付近にある高台の住宅地にある商店街。
京阪四宮駅から南へ地蔵道に沿って渋谷街道の先まで続く商店街。
JR・地下鉄・京阪の山科駅前を通る、旧三条通沿いの商店街。
京都に数多くある三条通沿いの商店街の一つです。
山科三条商店会から、山科京極(醍醐街道)を南へ、渋谷街道まで続く商店街で、特に旧三条通から三条通までは飲食店が集中しています。
渋谷街道沿い、川田道から東へ続く商店街。
大宅の住宅街の中にある商店街。
以上、ご紹介させて頂きました。
商店街のある地域は、何かしら歴史的な意味がある場所ばかりですね。
次回は伏見区の20商店街をご紹介させて頂きます!