2020.06.22
産経デジタルでこんな記事を見つけました。
和歌山県は、オートバイ・スクーターの普及率が都道府県全国一らしいです。
しかも、平成元年から平成26年まで6回の調査で全てトップだったとのこと。
(ここでいう普及率とは、2人以上世帯のうち、1台以上オートバイ・スクーターを所有している割合のこととされています。)
ちなみに各調査でのトップ5は、
平成元年:①和歌山県43.4% ②愛媛県37.4% ③高知県33.9% ④奈良県32.4% ⑤山梨県31.3%
平成6年:①和歌山県56.9% ②愛媛県40.9% ③香川県37.9% ④奈良県36.4% ⑤高知県35.3%
平成11年:①和歌山県46.2% ②奈良県35.3% ③高知県34.2% ④愛媛県32.4% ⑤山梨県30.1%
平成16年:①和歌山県43.2% ②奈良県30.1% ③京都府29.6% ④愛媛県28.3% ⑤高知県27.2%
平成21年:①和歌山県42.1% ②愛媛県31.9% ③京都府26.9% ④高知県24.6% ⑤奈良県24.2%
平成26年:①和歌山県33.3% ②愛媛県27.3% ③京都府25.0% ④奈良県23.9% ⑤高知県22.9%
和歌山県が6回連続トップだったほか、愛媛県、高知県、奈良県、山梨県、香川県、京都府がランクインしています。
また、平成6年を極大値にその後は減少傾向にあることも見て取れます。
上記記事でもこの結果に対する考察は深くされていますが、
国道走破マニアの肌間隔で言うと、「山」が特に関係しているように感じられます。
ランクインしている7府県のうち、和歌山・高知などは、特に、急峻な山がそのまま海に落ち込むような地形が多く、
狭隘で高低差が激しい道が多いことは走っていても分かります。
京都・奈良・山梨も盆地に人口が集中しているものの、その周辺はほとんどが山間部ということが共通します。
この結果と相関があるのでは、として挙げられているのが「可住地面積」です。
可住地面積とは、総面積から林野面積(森林面積と森林以外の草生地面積を含む)と主要湖沼面積(面積が1km2以上の自然湖)を差し引いた面積のこと。
2017年のデータを見ると、
①面積が小さい順に、奈良県、鳥取県、山梨県、香川県、徳島県、福井県、和歌山県、高知県、沖縄県、京都府
②割合が低い順に、高知県、島根県、岐阜県、山梨県、奈良県、和歌山県、長野県、宮崎県、岩手県、徳島県、京都府
なんとなく、相関は有りそうですが、どうでしょうか?
ただ、和歌山、高知、奈良、山梨、京都は入っているものの、香川は逆に可住地面積割合が高く、愛媛は平均ぐらいです。
他に普及率に影響しそうな要素として、
バイクメーカー(ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキなど)の本社所在地とは関係なさそうです。
雪国は少ない傾向がありそうです。
もしかすると、府県民の好みなどが大きな要素なのかもしれません。
ということで、検証の結果は出ませんでしたが(笑)、
京都府は、バイクの普及率が高く、可住地面積が狭い、ということは分かりました!
本日は辻が担当しました!