2020.02.15
明治維新後、近代都市としての発展を遂げた京都。
そして、時代は大正へ。
大正時代は、第一次世界大戦や大正デモクラシーなど、日本全体が更に近代化していきましたが、
京都ではどういった変化があったのでしょうか。
大正時代の文化財を知ることで、その流れを感じていきましょう。
参考サイト:公益財団法人 京都市文化観光資源保護財団
所在地:京都市上京区今出川通大宮東入元伊佐町
本野精吾の設計により、大正3年に建築。今出川通に面する。
所在地:京都市上京区中筋通丸太町下る駒之町
逓信省技師吉田鉄郎の設計により、大正12年に建築。丸太町橋西詰。
所在地:京都市上京区油小路通中立売下る甲斐守町
逓信省技師岩元禄の設計により、大正10年に建築。
所在地:京都市左京区岡崎円勝寺町
武田五一の設計により、大正15年に建築。
所在地:京都市中京区三条通柳馬場西入桝屋町
辰野金吾・片岡安の設計により、大正3年に建築。
三条通に面し、現在は店舗と事務所になっています。
所在地:京都市東山区川端通四条上る川端町
レストランとして大正15年に建築。四条大橋東詰。
所在地:京都市中京区御幸町通二条下る山本町
ヴォーリズ建築事務所の設計により大正2年に建築。
所在地:京都市左京区吉田牛ノ宮町
米人建築家・W.M.ヴォーリズの初期の作品で、大正2年に建築。
所在地:京都市東山区祇園町南側
大正2年に現在地に移転した際の建築。
所在地:京都市北区小山上総町
首藤勉と山本八太郎の設計により、大正2年に建築。
所在地:京都市上京区烏丸通今出川東入玄武町
武田五一の設計により、大正2年に建築。
所在地:京都市左京区吉田本町
京大営繕課の山本治兵衛、永瀬狂三の設計により大正3年に建築
所在地:京都市左京区北白川追分町
京都帝大建築学科の助教授に着任した森田慶一が、赴任直後に設計した作品で、大正13年に建築。
所在地:京都市左京区吉田近衛町
森田慶一が、大正14年に建築。
所在地:京都市中京区三条通富小路西入中之町
日本建築株式会社の設計により大正5年頃に建築。
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所在地:京都市左京区浄土寺真如町
琵琶湖疏水の設計者・田邊朔郎の書斎として、大正6年頃に建築。
所在地:京都市左京区若王寺町
横浜三渓園の創設者として知られる実業家・原三渓の大番頭・古郷時侍が、蒐集した複数の建築の部材を合わせて大正7年頃に建築。
所在地:京都市北区東紅梅町
多久仁輔の設計により大正9年に建築。
所在地:京都市左京区吉田神楽岡町
前田巧の設計により、大正13年に建築。
所在地:京都市東山区四条通大和大路東入祇園町南側
村井銀行の祇園支店として、吉武長一の設計により大正13年に建築。
所在地:京都市東山区清水二丁目
松風嘉定の邸宅として、武田五一の設計により大正10年頃に建築(洋館部分)。
所在地:京都市中京区新町通三条下る三条町
大正15年に建築。武田五一も参与。
所在地:京都市右京区嵯峨大沢町
藤井厚ニの設計により、大正14年に再建。
所在地:京都市下京区七条通新町西入夷之町
自動車販売会社の日光社の社屋として、愛仁建築事務所の設計により大正12年頃に建築。
所在地:京都市中京区東洞院通三条上る曇華院前町
からきや工務店の設計・施工により昭和2年に建築。
所在地:北区紫野南舟岡町
河原林千之助の設計、大工・佐々木長次郎の施工により大正12年に建築。浴場は昭和7年に改築。
所在地:左京区吉田神楽岡町
大阪で運送業を営んでいた谷川茂次郎が、茶席を催すために吉田山頂につくった茶苑の遺構で、大正末期から昭和初期にかけて建築されました。
国登録有形文化財:20件
京都市指定有形文化財:2件
京都市登録文化財:5件
国宝・重要文化財はありません。年代が比較的新しいからでしょうか??
大学関係では、
京都大学:4件
大谷大学:1件
同志社大学:1件
明治時代に続き、京都大学・同志社大学はすごいですね。
次回、昭和時代でラストです!
(”昭和時代”とは昭和生まれにとって違和感のある言葉ですが・・笑)