2018.07.07

京都府に大雨特別警報が発令中!

7月6日午後10時50分に京都府北部に大雨特別警報が発令されました。

7月7日午後5時現在も、以下の市町村で継続して発令されています。

福知山市・舞鶴市・綾部市・宮津市・京丹後市・南丹市・京丹波町・伊根町・与謝野町

 

大雨特別警報とは、

台風や集中豪雨により数十年に一度の降雨量となる大雨が予想され、若しくは、数十年に一度の強度の台風や同程度の温帯低気圧により大雨になると予想される場合に発令されます。(気象庁HPより)

特別警報が制定されたのは、比較的最近で、2013年8月30日から運用が開始されました。

それまでは、気象や地震・噴火に関する情報は、警報と注意報のみで、最上級の警報が比較的頻繁に発動されていたために、緊急性が希薄になってしまい、

2011年3月11日の東日本大震災、同年9月の台風12号などで甚大な被害が出てしまいました。

そういった経緯から、命の危険が真に迫っている状況を正確に伝えるという目的で法改正が行われたのです。

 

発令第1号は、2013年9月16日の台風18号の際に、京都府・福井県・滋賀県に発表されています。

 

京都は自然災害に強い都市とされていますが、実は過去にもずっと水害には悩まされてきたようです。

かの、白河天皇も「賀茂河の水、双六の賽、山法師、是ぞわが心にかなわぬもの」と嘆いたという逸話があるほどです。

 

本日は京都で過去にあった水害をまとめました。

 

平成26年8月豪雨

2014年7月30日から8月26日にかけて、台風12号、11号および前線と暖湿流により日本の広範囲で発生した豪雨。

この豪雨は、京都府福知山市に大規模な洪水被害をもたらし、兵庫県丹波市や広島県広島市に大規模な土砂災害をもたらした。

 

平成25年桂川氾濫

2013年の台風18号の影響で、9月15日から16日未明にかけて長時間にわたる激しい降雨があり、桂川流域では累計雨量が500mmを超える地域がありました。

桂川の羽束師水位観測所では、観測史上の最高水位を記録、

京都市伏見区の久我橋付近では、堤防から水が溢れ始め、浸水面積20haの被害が生じました。

嵐山地区においては、渡月橋の橋面付近まで水位が上昇し、周辺旅館等が浸水する甚大な被害が発生しました。

 

平成24年京都府南部豪雨

2012年8月14日、前線が日本海から西日本に南下し、この前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだため、大気の状態が非常に不安定となった。

このため、14 日明け方から朝にかけて京都府南部を中心に猛烈な雨が降った。

アメダスでは、京都府京田辺で 14 日 06 時 25 分までの 1 時間に 78.0 ミリを観測し観測史上 1 位の値を更新した。

また、解析雨量で 14 日 05 時 30 分までの1 時間に京都府八幡市付近で約 90 ミリ、06 時 00 分までの 1 時間に城陽市付近で約 90 ミリの猛烈な雨となった。

この影響で、京都府宇治市では河川の増水により住宅が流され2名が行方不明となった。

また、宇治市、城陽市、京都市、大山崎町、精華町、久御山町、京田辺市、木津川市、八幡市、宇治田原町では床上浸水、床下浸水などの被害が多数発生した。

さらに、交通機関にも大きな影響が出た。

 

近年では京都でも毎年のように豪雨災害に見舞われているのが分かります。

ゲリラ豪雨など雨の降り方が変わってきたのが影響してるのでしょうか・・・

 

今回の大雨でこれ以上被害が出ないことを祈ります。

本日は辻が担当しました。

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