2019.08.03
あいかわらず京都駅のオフィス需要は高まるばかりですね。
にも拘わらず、バカの一つ覚えのようにホテルしか建設されない状況に、正直なところ京都市の将来が不安視されているのも事実です。
観光都市として今後も栄えていくであろう指針を示しながら、だからといって地場の企業をないがしろにしてもいいのか。
正直そういうジレンマがあるのも事実です。
まだまだ新築のオフィスビルが建ちそうにない京都。
大型のオフィスビルが最後に建設されたのがいつかご存知ですか?
実は2010年以来、大型オフィスビルの建設がないんです。
それが都市機能にどのような影響を与えるのか、少し考えてみましょう。
①大型の増床が見込めないオフィス。
景気が良くなったといわれています。いまいち実感のないところもあると思います。
ただ、大手企業の動きをみていると、やはり景気は上昇気流と思わざわるを得ませんね。
景気が良くなると、企業はさらなる増益の為、プロジェクトを増やし、人材を増やします。
そうなると今構えているオフィスだけでは足りなくなってきます。
ところが。
新築需要がなく、空室率も限りなく低下している今、賃料高騰のあおりも受け、
移転も、増床もできない企業が増えています。
そう。
景気が良くなってきたにもかかわらず、動けない企業があるということです。
②増床できない場合の選択肢。
となると、次に考えられるのが、丸ごと移転すること。
それも、京都市外にです。
一時期は、大阪駅界隈が人気でしたが、新大阪辺りも人気が出ています。
そうです。京都市から出ていくわけです。
そうなると、ごっそり人の動きも変わるわけで。
空いてオフィスに他の企業が玉突き入居することがありますが、
せっかく京都という土地柄を選んで京都にオフィスを構えてくれた企業を
追い出すような状況に感じております。
③JR新駅の誕生とリサーチパークの動き。
では、JRの新駅ができたことで、状況は改善されるのか?
っと思っておりましたが、どうなんでしょう。いまいち盛り上がりに欠けております。
ただし。
これからどんどん開発が進むと予想されますので、著しく状況は変わると考えられます。
要チェックですね!
あと、リサーチパークが何やら動き始めています。
京都のオフィス街と聞くと、京都駅や四条烏丸、烏丸御池エリアですが、
丹波口駅近くにあるリサーチパークは、一大オフィスエリアとして、栄えているのをご存知ですか?
中心地と違い、駐車場が確保しやすかったり、ITやベンチャー企業にとって便利だったり、
近隣にも店舗ができてきて、ますます便利になってきています。
また、ビルの設備も充実しており、最新の9号館の共用部をぜひ見てほしいくらいです。
と、そんなリサーチパークがなにやら動いてますねぇ。
詳細は、まだお伝え出来ませんが、久しぶりのオフィスビルの登場かと期待しております。
リサーチパークから京都駅等、その逆パターンの動きも過去ありました。
賃料は決して安くはないですが、広い面積を確保しやすいのも魅力でした。
なので、新築オフィスがもしできるなら、また全体的に動きが出てくるかもしれませんね!
あと、京都駅も何やら不穏な動きが。。
もしかしたら秘密の情報が出てくるかもしれませんよ!
本日は、丸毛が担当しました。