2019.11.10

伝統ある建物。今回は神戸で味わってきました。

当社は京都の会社なので、当然ながら物件の紹介とか建物の紹介とかは京都がほとんどなのですが、今回、縁あって神戸の歴史ある建物の内覧会に行けましたので、そのご報告と感想です!

まずは、、、

いや、その前にまずはw

私は明治や大正、昭和初期の建物が大好物でございます。

京都でいうと、SACRAビル!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

がまさにその時代を象徴している建物ですね!

私の地元でもある神戸で、昔から見てみたいと思っていた物件の内覧ができたことで、ものすごくテンションが上がってたわけです。

さて、その物件は何かというと、、、

三井商船神戸ビル!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

港町神戸にあって、商船という名前がある通り、商船会社のビルとして1922年に建てられてビルです。

建築当時、高層ビルというのが少なかった時代、「7階建て」という高層化を実現したビルとしても有名で、当時の設計士は欧米を視察し、デザインまで仕上げていきました。

残存する大正期の大規模なビルとしては、この物件のみとなっています。

まず、何がすごいって、天井が高くて広い廊下。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レトロ感たっぷりながら、今の時代でもマッチするのはほんとすごいです。

廊下だけで何枚も写真を撮ってしまいました笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ですが、やはり一番の見ものはエレベーターです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見てくださいこれ。

いまやどこを探してもなかなか見つけられない時代を感じるエレベーター。残念ながら乗ることはできませんでしたが、このエレベーターの上を見ると、昔の盤が…

もうこれだけでもお腹いっぱいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新旧エレベーターそろい踏み!

新しいエレベーターも決して雰囲気を壊さない造りだからこそ、建物のこのすばらしさが浮き出てきます!

で、肝心のオフィス区画はというと、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すみません、原状回復前でまともな写真があまりとれませんでした。

ただ、室内の天井も高く、非常にシンプルな形ですので、使いやすい感じです。

部屋によっては、海が見える。

これ、大きいです。

京都市内では絶対に見れない「海」。

神戸ならではというか、海があるから栄えたビルなので、当然海が見えて当たり前だとは思いますが、100年近くたってなお、当時の趣きを残しつつ、海を見守ってると思うと感慨深い。

正直、神戸の内覧はこの物件に限らず、他の歴史的な物件や雰囲気を活かしたオフィスビル、高層ビルの内覧もしてきました。

今回は神戸でしたが、京都でもこういう内覧できる仕組みをもっと活かしていきたいですね!

明治・大正・昭和初期。

大きな大戦を2度経験し、敗戦した時代。

その時代を見守ってきたビル。

そう簡単には取り壊してほしくはないです。

はい、もちろんそんな簡単な話ではないですよね。

わかってます。

でも、その時代はもう二度と戻ってきません。その建物も取り壊すのは簡単です。

最近は文化財の火災や文化財近くの火災など、いいニュースを聞かなくなりましたが、必要であれば法令は変えるべきですし、重要文化財を残すためにどうすればいいのかをもっと真剣に考えていかないといけないのかもしれません。

そこにあるからいつでも見れる、って思っていると、首里城のように見れなくなることもあります。

一度、一考していただければと思います。

本日は、丸毛が担当しました。

 

 

 

 

 

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