2021.10.09
京都は1000年間首都として機能しており、それは災害が少なかったからだ!
ということをよく聞きます。
果たして本当にそうなのでしょうか?
私が調べられる範囲で実際どれだけの災害があったのか。
その数でおよそ判別できるかと思います。
京都に首都が移った700年代後半から、調べてみましょう。
これは、私が学生時代に培った史学の力を使うときだ!
と言いながら結局はグーグルで検索w
簡易ながらわかる範囲でいうと、
863年に神泉苑で御霊会(ごりょうえ)と呼ばれる儀式が行われておりました。
これは疫病がはやっており、これが無実の人の魂(御霊)が原因と考えられたため、それを鎮め災厄をはらう目的で行われています。
今のコロナ禍とにたような状況です。
今とは違い疫病は災害です。薬やワクチンないのですから。
その後、976年に京都南部でM6.7の地震があったようです。
地震だけを見てみると、
・701年
・827年
・976年
・1185年
・1596年
・1830年
等があるようです(参考先)。
大地震に限っています。
また、首都であったため、当然のように戦乱に巻き込まれており、代表的なのは応仁の乱ですね。
有名なのでは織田信長が討たれた本能寺の変もそうです。
戦乱もひとつの災害ですね。
またこれ以外にも多数の台風の被害も出ております。
そうなると、他の地域ほど少ないとも言えず、多いとも言えず、普通なのかな?と思えてきました。
最近の災害でいう、阪神淡路大震災の被害も軽微で、台風なども局地的な被害です。
さすがに1000年も首都であったので、それなりの災害対策ができている街なんだと思います。
また、第2次世界大戦でも空襲の対象にならなかったのも大いに影響しているかと。
ここ180~200年位災害という災害にあっていないため、京都は災害が少ないというイメージがあるのかもしれません。
あと、
・中心部が海に面していないこと
も災害が少ないと思われる理由の一つです。
水害が少ないというのは他地域と比べると多いかもしれません。
山に囲まれた盆地にある中心部は、川の氾濫はあるものの、津波などの被害がありません。
どっちつかずで申し訳ないのですが、個人的には少ないというより「普通」な感じですね。
ただ町の歴史は、災害との戦いの歴史でもあり、昔の人たちがいろいろと工夫してくれたおかげで、今があるということです。
歴史の教科書に載らないような、そういう工夫を見つけるのも京都観光の一つかもですね!
あ、緊急事態宣言明けましたよ!
京都観光の準備できてますか?京都に来れるようになれば、精一杯楽しんでくださいね!
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本日は、丸毛が担当しました。